表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

オムライスに駄々もれな彼女の本音

 

「また来たの? 暇人ね。こんなところに来てないで就活したらどうなの? 働きなさいよこのニート」

 腰に手を置いて、フンっと顔をそむけるメイドさんは素直じゃない。

 ――就活、応援してるから。

 オムライスに書かれた文字がきっと君の本音。

「ハロワ行こうかな」

 振り返る君の寂しそうな顔。

 あれ、応援は?

 

 

 ニートがフリーターにジョブチェンジした。偶の休みにしか店に来てくれない。

「べ、別に寂しくなんてないんだからね! 別にあんたの顔なんて見たくないし、心配なんてしてないんだから!」

 ――もっと会いに来なさいよ、ばか!

 オムライスの文字を見た彼は笑って私の手を握る。

 そんなある日の幸せな午後。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ