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碧の青春【改訂版】  作者: 美凪ましろ
第三章 やってみ?
10/124

(4)

「あとはこれ履いて。ちゃんと洗ってあるから。サイズ合わんかったら靴下も一枚借りてこな……あ。ぴったし! 歩いてみて平気やったら……うん。つま先んとこ余っとらんよね?」

「へ、平気」

「先行ってるよー」

 通りすぎる茶髪くん。と無言でついてく黒髪の彼を見送る。

 ……顔が、熱くなる。

 その場で即着替えた。黒のシャツ脱いでタンクトップになってぱぱっと法被を羽織るだけの動き。だけどそのとき。色白なのに筋が盛り上がる腕の感じ、まっ平らなお腹とか見えて……しまった。

 息を吐いて残像を振り払い、ウエストの位置の紐を縛る。「法被なんて。着るの初めて」素肌に当たるしゃりっとした感覚が新鮮。

「うっそお」上り口に座ってサンダルに片足を入れる紗優が宇宙人でも見る目をよこしてくる。「着たことないが? 人生で一度も?」

 うん、まあ。

「あーっと荷物。邪魔なるよ。ママに預けてくる。貸して?」

 いえ、結構です。

 とは言えない雰囲気だ。私のような人間でも流石に空気は読める。

 小走りで戻りつつ「靴紐固く二重結びにしといてやっ。トイレも行っときーしばらく行けんなるからー」と教えておくのも忘れずに。

 なんか。

 知らないうちに巻き込まれてる。こんな受け身に流されてていいのか私って。

 と惑いつつも、会議所の玄関口に繋がる個室のトイレに入っておく。と。

「……あれ」

 誰もいない。さっきまで色んな人が行き違ってたのに。おじさんがおにぎり食べたりお酒飲んだりしてたお座敷もトレイとお膳の残骸が残るだけ。割烹着のおばさんが何人かで後片付けしてる。

 なんだか騒がしい……みんな、外にいるっぽい。

 建物を出ると声の大きさが増す。出ても知らないひとばっかりで、騒がしい右手を回ってみると。

 黒山の人だかり。といっても都会でいうようなものではなく、二三十人程度の。

 人々が取り囲むのは、

 お神輿だった。

 そうだ。

『祭りのときはその町ごとに神輿出すんだ』

 宮川町、から出すお神輿なんだきっと。でこの神輿を血の気っぱやい人々が町じゅう騒ぎながら海の、砂浜へと運んでいく。のだったか。

 商工会議所のなかのまったりとした空気から一変。集うのはほとんどが若い衆って呼ばれるタイプのひとたち。むん、と汗臭さが強まる。頭にハチマキして短パンに足袋。ワイルドに上は裸で法被羽織ってる。上半身裸のひとも多く、正直目のやり場に困る。ザ・男の世界。なんとなく、これ以上は近寄れない。

「あ。真咲ぃーっ、どこおったん! こっちこっち!」

 ……見つかってしまった。

 タバコ吸ってるマッチョなお兄さんたちの間を、す、すいませんと頭下げて抜ける。

「ここーっ。空けといたからーっ」

 でっかい声。なんか注目集めてる。既に神輿の横スタンバってる。後ろの持ち手ペチペチ叩いてる。てか私みたいなのが、場違いじゃない?

「や。私は……いい」

「なにゆーとるの。担がないったいなにしに来たん」

 いえ、あの。

 右も左もわからないうちに連れてこられたんですけど。

 特に強い目線が。紗優の隣に立つ黒髪の彼からだ。

 なにもたもたしてやがる。

 って顔に書いてある。

 怖い。

 怖すぎる。

 たまらず俯いたところを、


「やってみ?」


 肩に伝わる、手の感触。

 茶髪くんだった。

 なんかすごく、救われた感じがする。けど。

「でも私、こんな……小さいし」

 乗り物制限だって引っかかるんだよ。なのに。

 ふはっ、と破顔一笑。なんてことないように彼は言う。「真咲さんくらいの背丈の子やって担いどるからへーき。僕やってデビューは中学一年やし。いまよりちっちゃくってホント、こんくらいだったんだからさ」

 身長確かめるみたく手をスライドする。……左利きだ。いま気がついた。

「でも」

 茶髪くんは男の子。紗優は背が160cm以上はあると見た。それに、茶髪くんは私みたく無様に転んだりなんかしない。あの走り方を見る限り。

「怖い?」

「……ちょっと」

「そっか」ふふ、と笑う。頭ごなしに否定しないひとだ。「でもね。すっごく面白いから僕、真咲さんにもやってみて欲しいなって思っただけなんだ。なんにも言わず連れてきたのは悪かったかもしんないね」と私を挟んで神輿の外側に回る。「ここ。ちゃーんとついててあげるから。怖くないよ? 僕はやく夏が来ないかなーって毎年思ってるくらいなんだからさ。紗優もなんだ。それでももし、万一。なにかあったとしたら……」

 明るく言ってたのが一転。顔色を曇らせる。

 なに。

 なに。

 口ごもる。

 たっぷり間を溜め、

「僕が、責任を取る」

 花開くみたくふわり、笑う。

 実に華やかに。

 天性のものだと思う。このひとの挙動は。

 そのタイミングで、おーい、担ぐもん揃ったかーっ、と誰かおじさんが叫ぶ。

 こっそりと。

「いいから、楽しんじゃえよ?」

 後ろから耳元に囁かれた時点でもう、ノックアウトされたのに近かった。


 怖くっても分からなくっても、頭から飛び込まなきゃならないときは、ある。

 いまがそのときなんだろうか。

 遊びごとなのに結構きっちりしてる。五六人の中年のおじさんが主に仕切ってて、陣頭指揮取る人がもう一人いて、人員配置を指示する。神輿の周りぐるっと回ってバランスをチェック。ここ一人足りんぞー。おまえとここ入れ替えれ。映画でいえば製作総指揮を担うスピルバーグ。気合入ったヤンキー通り越してちょっと迫力を残した、浅黒い肌をしたひと。

 終わるのを待っていて、気づいた。

 茶髪くんと黒髪の彼は、私と紗優とをかばって外側に立っているんだ。

 目が合う。と、にっこり、と微笑み返された。

 なんかことごとく思考が読まれてる気がする。

 茶髪くんは比較的小柄。それだって私よりは大きいし、神輿なんてもっと長身だから視界は狭まる。人影の間を縫い私の興味は広がる。他人の気配は感じられるから。楽しみに見守るみんなの期待が。担ぎ手の興奮が空気に具現化して、肌の表面を痛いほどに刺激する。「うおっしゃーばりばりやっぞー」なんてどっかから聞こえてちょっと笑う。まだ割烹着姿のおばさんたち、片付け終わったのかな。背丈の足りない幼子がお父さんに肩車してもらってる。横笛吹く小学生、練習したのかな、ぴーひゃら上手。見たこともない大きな真っ赤なうちわ掲げる人。ずばり、祭、って白抜きで描かれてる。長ーい棒の先の提灯、火が消えないのが不思議。

 腰を降ろすときもその丸い明かりを網膜に残したまま。準備態勢。

「せーの。でみんな担ぐぞー。せぇーのぉおっ!」

 ぅおいしょぉおっ、

 唸る人々の響き、重たい声低い声。自分からも出た。釣られた。

 ……重い? 重くない。だって私肩に届いてないよ。こんなんでいいの? 黒髪くん背が高すぎ。向こうの左はじも背の高い人入れてた、理解した。持ち方そういえば聞いてない。両の手を前後挟むみたく肩のところに回しこむ、こんな風でいいの? 分っかんないよ。てか茶髪くん。

 重くない?

 様子覗えば。

 笑みを、こぼす。

 なにも言ってないのに。

「そーれっ」

 辺りの歓声に埋もれながら。

 口のかたちがこう、告げた。


 だいじょーぶ。


 どっからこんな声が出せるんだろう。男の人の野太い、どすの聞いた響き。わっしょーいわっしょーいって言語。三回続けてせいやっ、と高く高く持ち上げる。肩にどしん、と下ろす。痛い重い。酸素薄い。頭ひとつくらい周りに、埋もれて。

 頼る笛の。人々の猛り。声。ちゃんちきが鳴らされ。お囃子。言語化不能な歓声。ねえ誰がなんて言ってるの。確かなのは前後右のわーっしょーいってリズム。おだんごに髪を結った紗優の紺色の背中。時折おじさんの注意する呼びかけ。

 ここ電柱あるから気ぃつけーい。

 うちっかわのもんは待つんやぞ。そとのもん回りきんの待て。おい、ゆっくり。ゆっくりーっ。

 曲がり角。逆やぞ。逆ーっ。止まれーっ。慌てんでいいさけゆっくりなー。

 ぴぃいーっと笛吹くひとが誘導する。サッカーの主審っぽい。しゃがれ。かすれ。ぶつかる。さっきから誰の足に私ぶつかってんだろう。自分の? 紗優の? 茶髪くんの? 後ろのマッチョなお兄さんの? 酔っぱらいみたいだ、おっかし。足元見ようとしても見えないんだもん。なにこれ。

 酸素が薄い。苦しいのに笑ってる。手が汗で滑る。だから等間隔にタオル巻いてあるんだ。

 なのに。

 気持ち、い。

 なんでだろう。なんで?

 しゃらん、と鈴が鳴る。お神輿の。ああきれい。空。いつの間にこんな暗く、なった。

 思考が色んなところをループする、あてどもなく。喉が、枯れる、私叫んでる。だって茶髪くん必死だもん。紗優だって声高いからよく聞こえる。

 コンクリートの道ばっかだと楽なのに狭い道とか。

 下り。

 怖い。

 足がずいずい進んで危ない。だからつま先気にしたんだ、紗優。

 私この道通ったっけ? 覚えてない。あさっき黒髪の彼に声かけてた子、ひまわりの色したワンピース。また会ったね。

 過疎の町だって誰が言ったの。バーゲンみたく一帯ぎゅうぎゅう。酸素供給を脳が訴えるしどこからかワキガくっさいし興奮の臭い混ざって自分だってだんらだんらなのに。

 上げる。下げる。叫ぶ。

 人々が作り出す炎熱のリズム。

 加速させる、太鼓。ちゃんちき。歌声。ちっちゃな子の、わーっお神輿ーって喜び。二階の窓から眺めてるおじいちゃんおばあちゃん。浴衣着てる観光客がベランダで優雅に涼んでる。

 流れる走馬灯に似た景色とそれまでの映像が合わさって、酩酊。恍惚。

 私酔ってる。

 夜が空から子どもはお布団で寝る時間だよって諭してきたって、熱気なんか冷めようがない。

「おーい、止まっぞ。一旦停止ーっ」

 お神輿同士が行き違う。

 待つこちら。

 向こうの、声量がクレッシェンドする。

 こっちだって負けてられない。

 うわぁあ、と叫びが入り混ざる。合戦ってもしかしたらこんな感じ。

 でもみんな、楽しんでる。

 整備されてる。

 煽る。

 煽られてる。力こぶ。笑顔。うぉおーっと向こうの紺の法被着た集団が拳突き上げて。

 私たちは左右にじぐざぐ揺らす。

 神輿が波打ってる。

 しゃんらしゃんら響いてお囃子だって盛り上がる。

 揺れる。ゆれる。

 船底にいるみたく中枢揺さぶられてる。


「すーぐ砂浜入るさけーっ、足元気ぃつけーい」

 製作総指揮のおじさんはさっきからゆっくりーっゆっくりーっばかり言ってる。見た目より慎重派。けどほんと、歩幅小さくしないと危ない。と思ったらやっぱりぶつかる。誰に。って神輿だった。右からぎゅうぎゅう押されてる。なんかどさくさに紛れて違う人持ってるし。アルコールがこっちまで漂う。も、みんな酔ってるようなもんだし。離れーってすかさずおじさんが追っ払った。もうめちゃくちゃだ。

「あっは」

 すごく近くに見た。

 吊り橋効果だ。

 額から汗を垂らす子リスくんが精悍な男の人に思えたのは。

 戻り一瞬まぶたを下ろす。

 ずぶ、と足が砂に沈む感覚。

 あ、歩きにく。ずぶずぶ、と足取られる。進まない。亀行進。

「ゆっくりーっ」

「そーれぃ」

「うわっしょーいうわっしょーい」

 笑えてきた。

 どのみちゆっくりしか進めない。

 笑いながら、叫んで。周りを見る余裕がちょっと出てきた。右肩は重たくなってきた。

 昼間を紗優と過ごした階段があんなところに。国道は交通規制がかかってる。ロープ張ってある。……そうだ車通ったら危ない。来るときも一切見なかった。警備の警官さん、こんなときにパトロールなんて気分乗らなさそう。神輿に近づきすぎないでくださーい危ないですからーって黄色くひかる誘導棒を手に叫んでる。

 私が踏み込んだ砂浜は緑高の駐車場より混雑。むしろ大渋滞。日中どこに隠れてたんだろう、蟻みたいに人が沸いて、浮かぶ人魂に似た灯り。集中する神輿の黄金色のかがやきをぬって、揺らめく炎。遠い海に――たいまつ。

 左に海。

 暗く揺れる黒い波を人々の輝きが、照らす。

 この世の幻を見る。

 色と影に。

 うたかたの。

 束の間の、命のともしび。

 どうしてだか、胸が、切なくなる。

 頭っからシャワー浴びたみたく汗だく。口の筋肉だって上がりっぱで疲れてきたのに。


「おぉーい。みやがわのもんはこっち。こっちやぞぉー」

 砂浜を奥に進むと、深緑色の法被姿の頭の禿げたおじさんが誘導する。指揮のおじさんを先頭についていく。余裕。なんか喋ってる。真っ直ぐ進んで置き場所があるみたいだった。左回りだと私は待つだけだから楽。

「うぉおーいみんな止まれーっ。ここやぞここーっ」

 びっくりしたみたくわらわらのひとが避ける。神輿一つ置けそうなスペースが確保される。ぴぃー、ぴぃー、と白い笛に従って、ストップ。

 ああやっと解放される。

 寂しさとすこしの切なさを覚えながら足を揃える。

「んなぁ行くぞ、そーれ、さっさ」

 指揮者が空に丸を描く。

 え、なに。

 と思ったときには既に視界は展開していた。走る。動く。なにこれ。走ってる。すごいスピード。回って、るんだ。神輿を中心に旋回している。

「いやあぁあ」

 助けて誰か。私転ぶ。転びそうだよ。足が浮く、無理。目が回る。酔う、酔う。

 泣きそうな限界を迎える頃、救いの笛がようやくぴぃいーっと鳴った。もう……自分が何回転したかすら分からない。

 指揮者が手を掲げておーっし止まれーと言うのに従い、紺色の布の所にスライドする。今度こそ終了。私もうやりたくないよ。

「近くおるもんは手伝えー。しっかりー、落とすなよー、ゆっくりとなー、せぇーえのおぉっ」

 担ぐときと同じ唸りをあげて、一斉に下ろした。

 うわぁあーっとひときわ高い歓声。なんか、担いでないひとも喜んでる。男の人同士抱き合ってるし。

「真咲ぃいーっおつかれっ」

「わふっ」

 正面から抱きつかれた。強く薔薇が香る。薫の君みたい。

 離されると。おそらく彼のほうが薫大将に近い彼が、話しかけてくる。

「どだった? 初めてのお神輿」

「最後の、いったいなんなの。死ぬかと思った」

 一瞬目を丸くすると開かせてぶはっと吹き出した。彼、笑ってばかりいる。笑い屈むって相当だよ。

 下がった視線が。

 止まる。

「脱げてる」

「えっ?」

 言われて足元を見る。あ、ない。左のスニーカーだけ。なんで。気づかなかった。やだどこに行ったんだろう。

「落ちてたぞ」

 いつの間に。離れて立ってた黒髪の彼が投げてくる。弧を描く。茶髪くん避ける。

 きっと彼のコントロールは正確だった。

 私こういうのやられるといつも自分の運動神経のなさに悲しくなる。

 手元を滑ってぼすん、落ちた。

 暗目にも砂が舞い上がる。

「……どんくせ」

 それだけ言って黒髪の彼は人ごみに消える。

 茶髪くんは小刻みに肩を震わせてる。

「ちょっと。笑い過ぎじゃない」

 私と出会っていったい何度彼は笑っている。

「だ。だってさ。最後に回ったとき『いやあーっ』て聞こえたんだけど。靴、そんとき脱げ」ぶ、っと吹いた。汗の粒が飛んだ。「ごめんちょっと無理」

 腰を曲げて本格的に笑い崩れる。

 なにこのひと。笑い上戸?

 そんな茶髪くんに心のなかで別れを告げ、私は靴を拾い、紗優に向き直る。

「ごめん。こんな砂だらけにしちゃって」上下逆さにしてもまだざーざー出てくる。

「いいんよ。そのために持ってきてんから。初心者はサンダルなんかじゃ担げんよ」

 ……今更だが紗優はサンダル。それが玄人というものか。

「言い忘れてたけど、もちょっとしたらたいまつのイベントがあんの。終わったらこれ担いで帰るから」

 ……終わった気でいたんだけど。

 暗闇にも涙目を光らせる茶髪くんに私は問いかける。「他に聞いとくことはあるかな」

「明日絶対筋肉痛。残念ながらアザも出来てる」

「うっそ」全然痛くない。強くぶつけた感じもないのに。

「ホントホント。帰ったら足ようく洗っておいて。それと湿布も用意しとくこと」

 指を立てて諭す茶髪くんの助言はリアリティを伴わず。

 達成感とほのかなカタルシスに包まれているだけだったけど。


 翌朝それを後悔する。


「うわっ、なにこれ」

 起きがけの眠気など吹っ飛んだ。

 ショートパンツの両足の至る所どころか腕の裏にまで青あざが出来ていた。


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