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一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
二週目 世界観:ヒーロー世界 お題:悪役側
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二日目 アイドルの話


 私、ミイナ。グループでインターネット上に歌や踊りを投稿している女の子!皆は私の事を、キラキラ可愛いネットアイドルなだけだと思っているけど、実際はちょっと違う。

 私たちは悪の組織の宣伝隊なの!


 私達の歌や踊りには軽い洗脳効果があって、ずぅっと見て聞いていると、いつの間にか私達の事がだぁい好きになって、私達の言うことを何でも聞いちゃうお人形に出来ちゃうんだ!

 それで私達の仲間を増やしていたんだけど、最近新規の伸びが悪い。気になって私達に関する事をエゴサーチしてみたら、匿名掲示板に私達が悪の組織の一員だっていう証拠だという写真が幾つも載せられていたの。

 だけど、写真の光景に見覚えは無い。コレは合成写真だと胸を張って言えるのだけど、全くの事実無根だって言えない現実。


 その事を、私達のプロデューサー兼私達が所属している組織の幹部さんに伝えたら、次の大型ライブを終えたら休止しよう、だって。

 グループの皆もそうしようって言って、私達は練習に励んでいた……のだけど、SNSの一つで、とある内容が話題になったんです。

 「ライブを中止にしないと、当日会場は血で染まる」


 簡単に要約するとこうだった。私達はそれを嘘だと捉え、念の為予定よりも警備の人数を増やしただけに留まった。


 *


 ライブ当日。最前列に、気になる人間を見つけた。

 私達の組織と敵対しているヒーローの緑だ。


 ヒーローの運が良いのか悪いのか。私達にとっては運が悪いとしか言えないけれど、最前列ということは、それだけ私達にメロメロになってるって考えれば良い事と言えるのかも。


「皆ー! 今日は来てくれてありがとー!」

「君たちのお陰で、最高の日になった!!」

「ミンナは今日は楽しめたかー!」


 オォォッ⸺⸺⸺!!!


「最後は当然、あの曲!」

「家に帰るまでがライブ!」

「腹の底から声出してけー!!!」


 オォォッ⸺⸺⸺!!!!!!


「「「「「せーの、はっ⸺」」」」」


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