表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
二週目 世界観:ヒーロー世界 お題:悪役側
8/38

一日目 スパイの話


「司令部! この状況、一体誰の仕業か分かるか!?」

「………検索完了。あの怪人は珍獣ツチノナかと思われます。ツチノナの特徴として、人の目には影しか捉えられず、地中を潜り進む習性もあります」

「ありがとうだぜ!」


 一息つく。やはり、この仕事は常に気を張らなければならないのが辛い所だ。だけど、もう一つだけやらなければならない事がある。


「⸺司令部、ロボの出撃許可を!!!」

「こちら司令部。各種数値、全て正常です。司令官、御命令を」


 一度マイクを切り、司令官のデスクのマイクをオンにする。


「ロジャッダ、出撃!!!」


 司令官の号令により、私の同僚が機械を操作し格納庫から巨大ロボットが街へと繰り出る。

 コレで後は、戦闘終了後の後始末と少しの事務作業を終わらせれば今日の仕事は終了だ。


 *


 ここは、ヒーロー組織と悪の組織が常に複数個存在する世界。ヒーロー組織は系統や見境なく、対一個の悪の組織特化など違いがあり、悪の組織は理想の実現や個々人の夢の為など様々な理由で、手を組んでいる所もあれば、思想の対立で悪の組織同士で争っている場合もある。


 ここで、私の秘密を話そう。私は悪の組織側の人間だ。ヒーロー組織に潜り込み情報の入手と撹乱を目的とするスパイの一人、と言った方が正しいか。

 私が所属している組織の最重要目的は”人類の進化”。良い目的だ。私も改造されたかったが、スパイの為に自爆用の爆弾しか入れてもらえなかった。仕方が無い。


 私が生まれた時から、親は世間に隠れて悪の組織に所属していた。だから、生まれた時から悪の組織の思想が当たり前で私の芯だ。

 長年スパイをしているからと言って、ヒーロー側の言い分や善性に絆されたという訳では無いが、最近は暇さえあれば善と悪とは一体何なのだろうと考える事が多い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ