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一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
五週目 世界観:異世界 お題:架空の宝石神
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一日目 情熱と美の神


 情熱と美の神ルビィーア。彼女を語るなら外せない、有名な話がある。

 ⸺美貌決闘。


 神々の時代に存在した国、イルジャーン。その第六代目女王、アンドレア=ウィル=イルジャーンは傾国の美女と呼ぶべき美貌の持ち主だった。その噂を聞いた女神ルビィーアは、アンドレア女王へ美しさの決闘を申し込んだ。


 アンドレア女王はこの決闘を受け入れ、神と人間の美貌の決闘が行われる事となった。決闘方法は、期限内に美の王と呼ばれる赤き宝石をより多く献上された方の勝利。

 この決闘の噂は神、人問わず広まり、どちらが勝つのかと日夜話し合いが続いていた。


 人間たちは、自身らが美しいと思うモノの為に日々奔走した。炭鉱に潜り宝石を掘る者、金に物を言わせ市場に出回る宝石を買い占める者、果てには錬金術で創り出そうと試みる者までいたそうだ。


 そうして最終日。幸福と誠実の神ラルド立ち会いの元、美の王の量を計る。

 そして結果は……⸺僅差でアンドレア女王の勝利だった。

 女神ルビィーアはこの結果を受け入れ、アンドレア女王の美貌を称えた。そして、美の王たる宝石の名をアンドレアと呼ぶべきだと言うが、アンドレア女王はそれを断りこう続けた。


「私の美貌は、若き今だけのモノ。人間である以上、私は老いて醜くなります。なれば、美の王たるこの宝石に相応しい名は、永久に美しき神の名でございます」


 その言葉を聞き、女神ルビィーアは完全なる敗北だと呟いた。こうして、美の王と呼ばれた赤き宝石はルビィーアと呼ばれる様になったという。


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