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一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
四週目 世界観:中世ファンタジー お題:クラス転移
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四日目 世界への疑問


「⸺やぁアキラ君。今日も一日お疲れ様。仕事には慣れたかい?」

「ぁー、先輩……あの、その」

「どうしたんだい?」

「⸺この世界ってクソじゃね? ……あ、やべ」


 異世界に呼び出されてから一年。オレっちは、常々考えていたことを、遂に言葉に出しちまった。

 いやね、うん。オレっちは適度ーにサブカル貪って、その手の事に詳しいわけじゃあ無いんだが、明らかにこの世界はクソだって思っちまうんだよ。


「………アキラ君。此処が俺との相部屋で良かったね。そんなこと、外では一切言わないように。君は城を守る門番の一人なんだから」

「……うっす」

「でも、折角だ。どうしてそう思ったのか、纏めて俺に伝えてみないかい?」

「っえ???」


 *


 食堂で夕食を食べながら、クソだと思った要因を纏めてみる。


 まず最初に、ジョブという仕組み。コレは将来が決められていると同義であり、確実にオレっち達が生まれた世界の方が明らかに将来への自由性があった。

 それに、ジョブのせいで家族が分かたれる事が当然である事と、魔族は全て元人間であるという事もクソだな。

 牛や馬といった動物以外は、全部元人間。クソ過ぎんだろ。

 

 それと、神への異様な信仰心。人も魔族も、皆一人の神を信仰している。こういうの、唯一神ってヤツって言うんだっけ? 土地神や精霊みたいな、そーいう独自信仰一つ無く、みぃんな一柱の神様を信仰している。

 来て半年くらいの頃かな。試しに聞いてみたんよ。邪神っているん? って。そしたら、こう返ってきた。


『⸺もしも、世界が魔族に支配された場合、穢された世界になったら神様がそう呼ばれるだろう。⸺そんな事は有り得ないがな』


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