四日目 彼女と元部下
「⸺イグサさん……貴女どうして、銀河警察を辞めたんですか!?」
「……さぁ、ね」
「イグサ隊長!」
「……そもそも、今の君は七ツ星。太陽隊の隊長だろう? エイジ・サトウ君?」
「俺はっ、今でも隊長の部下だと思ってます! 何か困ったことがあるのでしたら、力になりますからっ!「⸺少し、昔話をしようか。今日はなんだか、吐き出したい気分だから」
「……は?」
「昔々、まだ地球人が地球でしか暮らせなかった時代。ほんの小さなすれ違いによって、家出をした女の子がおりました」
「なんの、話を……」
「女の子は、いつも友達と遊ぶ秘密基地に暫く居ようと向かいましたが、途中で一本の光る木を見つけます。気になった女の子は、その木に近づきソッと触れると……⸺物凄い力により、木の中に引き摺り込まれました。そして気がつくと、草木が枯れ果てた荒れ地に立っていました」
「…………え? まっ、待ってください。そ、それってつまり⸺」
「⸺流石はエイジだ。そう、女の子は昔々の地球から、今の地球に来てしまったんだ」
「それ、が……隊長?」
「…か、どうかは教えない。私はただ、昔話をするって言っただけだから。⸺それじゃあ、バイバイ」
「待ってくださ⸺!? な、なんで此処に宙王の艦隊が!? 彼らは本隊が足止めをしている筈じゃ…」
「モリシゲの爺さんは同縁嫌いで、私もエイジも地球人。しかし、此処に私がいることは知らない……だから、目一杯引き付けておけよ?」
「⸺った、隊長のバカヤロー!!!!!!」




