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一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
三週目 世界観:SF世界 お題:消えたモノと憶えているモノ
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一日目 存在を追って


「あら、いらっしゃいませー」


 初めてのお客が来店する。姿形から見て、太陽系の出身の女の子だろう。


「……此処に、常連がいましたよね? 紺色の髪の、獣人族の青年が」

「えぇ、そうだけど……お知り合い?」

「………えぇ、まぁ。お聞きしたいことが、ありまして」 


 彼女はカウンターに座り、飲み物を注文する。私は用意をしながら、彼女との会話を続ける。


「何を聞きたいのかしら?」

「…貴女から見て、彼はどの様な方ですか?」

「うーん……そうねぇ…」


 時計が秒針を刻む音が店内に響き、貴重な珈琲の匂いが店内に漂う。その音と匂いを感じながら、思い出した事を彼女に伝える。


「彼は、不思議な方だったわ。いつもエイジア銀河系の方向を見ながら、沢山の本を読んでいたの」


 エイジア銀河系は、獣人族の故郷の星々がある所だから、遠く離れたここから気にかけていたのかしらね


「エイジアの方を……」

「えぇ。それに、このお店に強盗が押し入った時、彼が不思議な力を使って助けてくれたの。その後から、来なくなったのだけど」

「そう、ですか……不思議な力って、その…」

「緑色の霧のような物が、彼から出ていたわ」


 あれが何なのか知りたいけれど、深く知られたくないから、此処に来なくなったのでしょうね。だから、彼女にも詮索はしないようにしなければ。


「そっか。教えて下さり、ありがとうございます」

「いいえ、お役に立てたかしら?」

「はい、とっても!」


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