表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/52

1/6〜1/12

1/6


菫ちゃんと琥珀くんが無事に帰ってきた!

まだ会えていないけど、菫ちゃんから連絡があって、元気そうで安心した。

明日みんなで初詣に行こうと約束している。

そして、その後で聞いてほしいことがあると言われた。

今回のことの詳細を話してくれるのかな?

大変だったはずだもんね。

よく頑張ったねって、菫ちゃんを抱きしめてあげよう。

辛いことがいっぱいあったはずだから。


――――――――


1/7


菫ちゃんの笑顔を見たらなんだか我慢できなくて、会って速攻で菫ちゃんに抱きついた。

無事で本当によかった。


感動の再会をしていたのに、玻璃によって引き剥がされて、琥珀くんからはなぜかお礼を言われた。

本当になんで言われたんだろ? よく分かんない。


人が少なかったから参拝はさくっと終わり、玻璃の家で菫ちゃんから話を聞いた。

気の利いた言葉を言えなくて反省とかじゃなくて、驚きすぎて声が出なかった。


玻璃は相当イカれていると思ってたけど、琥珀くんに比べたら可愛いものだった。

琥珀くん、可愛い顔してマジで狂ってる。

菫ちゃんと一緒にいられるなら家族を捨ててもいいとか重すぎるよ。

菫ちゃんに琥珀くんの人生を背負えって言ってるようなもんじゃない。

しかも、菫ちゃんが吸血鬼になる案もあったとかさ。

そんなん決められるわけないよ。

人間を止めるってさ、家族や友人に嘘をつき続けることになるわけでしょ。

無理だよ。

後、全員殺すって案もあったらしい。

ゲームか映画の話ですか? って問いたくなったよ。


付き合っていくための案が全部過激すぎて、菫ちゃんはどれも選べなくて、でも琥珀くんのことを諦めたくなくて悩んでいたそうだ。

他の案を導き出せないかと。

だから、私がいつだったか言った後継者を育てる、または見つけるって案は本当に希望だったと。

それでも、結婚とかまだまだ先の話だから、今選んでいいのか? 行動を移していいのか? それは正解なのか? ってめちゃくちゃ苦しかったらしい。


琥珀くんは、菫ちゃんの隣で「僕は菫といられるなら何でもよかったんだよ」と言っていた。

玻璃が大きなため息をついていて、より玻璃の方が真面なんだなって分かった瞬間だった。


話し合いが終わってから玻璃に「これで分かっただろ。俺が敢えて言わないようにしていることを琥珀がすぐにバラすのは逃さないためなんだよ。あんなの優しさじゃねぇからな。間違えるなよ」って言われたけど、それについては「きちんと説明されないとモヤモヤすることの方が多いよ」と反論している。

本当にその点については、狂っていようが琥珀くんの方が正しい。


私と玻璃の言い合いは置いておいて、今回拐われたことで菫ちゃんは色々吹っ切れたそうだ。

「腐っている人たちばかりだったの。だから、ふざけんなって思ったの」と柔らかく言ってたけど、「腐っている」とか「ふざけんな」っていつもの菫ちゃんの言葉じゃないよね。


まぁ要約すると、みんながみんな自分の考えばかりで頭でっかちで琥珀くんの気持ちを考えようとしない環境にうんざりしたとのことだった。

だから、琥珀くんを守ってあげないといけないと思ったらしい。


菫ちゃんもさ、桃簾みたいに怖い思いをしたんだから、最後に好きな人に会いたい、何をしても離れたくないって思ってもおかしくないのにさ。

それなのに、そこで出た答えが「守ってあげないと」って男前すぎない?

時々その片鱗はあったけどね。

ここで爆発しちゃったんだろうな。


でだ。玻璃と琥珀くんに助けられた菫ちゃんは、琥珀くんの両親と他の重鎮たちと今回の犯人たちと話し合って言葉で勝ったらしい。

その光景が全く想像できないけど、大人たち相手に勝つって菫ちゃんカッコよすぎるとベタ褒めした。

菫ちゃんは「思っていることを伝えただけだよ」とハニかんでいて、琥珀くんは「カッコよくて惚れ直した」と惚気ていて、玻璃は「菫をキレさせたらダメってことだ」と頭を撫でてきた。


結果、菫ちゃんは琥珀くんの両親に認められ、婚約者になったとのこと。

でも、反対する人たちはまだ出てくるだろうから、周りには気をつけないといけないらしい。

だから、護衛役として桃簾が編入してくるとのこと。

これが菫ちゃんが考えた罰らしいが、「こっちに住む方が高木さんに会いやすいと思って」という考えからなんだと。


マジで菫ちゃんの器のデカさに感服だよね。

私は何もできず祈るばっかだったけど、菫ちゃんの悩みが解決して、綺麗におさまってよかった。

もう何も起きなくていいからね。

楽しい思い出だけの日記にさせてね。


――――――――


1/8


冬休み最終日……地獄だった。

すっかり忘れてたのよ、宿題を……。

12月中に少しだけどやってて本当によかった。

丸写しさせてくれた玻璃には、今度ケーキを奢る約束をしている。

ありがとうね、玻璃。

高速で埋まっていく答えを横で写せて感謝感激だったよ。


――――――――


1/9


もっと長くてよかった冬休みが終わった。

短すぎるよ。

あっという間すぎた。


今日は始業式と午前中だけの授業だったから、菫ちゃんと菖蒲ちゃんと同じクラスに編入してきた桃簾とで遊びにいった。

1/4の遊ぶ予定だった日、菫ちゃんはインフルエンザでダウンしていたことになっているので、寝坊した私だけが責められたけど致し方がない。

寝過ぎた私が悪いんだから、菖蒲ちゃんの文句と桃簾の「あなたダメ人間ね」の言葉を甘んじて受け入れた。

まぁ、それも最初だけで、楽しい1日だった。

桃簾もはじめはぎこちなかったけど、最後の方は声を出して笑っていた。


そうだよ! 私はこんな日を求めてたんだよ!

友達と遊んで、バイト頑張って、お洒落してカフェデートをする!

なんか大幅に違う高校生活になっているけど、今から修正できるはず。


あ、でも、その前に玻璃と私の血について話し合わないとな。

玻璃はもう知っているだろうけど、報告はしといた方がいいだろうからね。


――――――――


1/10


高木さんがまだESAになっていなかった。

どうしてか気になったけどバイト中に話せる時間はなく、帰り道で玻璃が「新月待ちだろ」と教えてくれた。

うろ覚えだったけど、やっぱり新月関係あったか。


ちなみに、桃簾は玻璃たちと同じマンションに住むらしく、高木さんと顔を合わせる回数が増えるかもとのこと。

高木さんと住むと桃簾は言ったそうだが、高木さんも桃簾両親も反対したそうだ。

さすがは高木さん。モテ男の鏡だわ。


でだ。そんな話ばかりしていて血について話し忘れていたことに今気づいた。

玻璃から何も言ってこないから問題ないんだろうけど、玻璃がこれからも私の血を飲んで大丈夫なのかきちんと確かめておきたい。

13日に吸血があるから、その時に絶対に聞かなきゃ。


――――――――


1/11


父方のおばあちゃんに会いに来た。

お年玉をもらえて、本当に嬉しい。

お正月に来たら親戚からももらえたんだろうけど、会いたくない方が勝ったからいいんだ。

お盆に嘘つき扱いされたことは忘れていない。

今回会ってたら、また何か言われたかもしれないもんね。


それに、おばあちゃんも、一気にみんなが来て一気に帰っていくより、順番に会える方が寂しくはないんじゃないかな。

聞いたことないし寂しそうに見えたことはないけど、忙しないよりゆっくりの方がいいに決まってる。


――――――――


1/12


朝食後、母方の祖父母の家に向かって出発。

車の中で「年末年始よりも車が空いているみたいね。来年からもズラしていいかも」と両親が話していた。


私も長時間の渋滞に巻き込まれるのは嫌だし、SAでお土産を買う余裕もあったから 、1月のどっかで行けばいいんじゃないかと思っている。

お年玉じゃなくても、おじいちゃん達はお小遣いをくれるからね。

いつ行っても問題ないもんね。


母方のおじいちゃんもおばあちゃんも元気そうでよかったよかった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ