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10/7〜10/13

10/7


あー! すっかり忘れてたけど、来週中間試験だよ!!

なんかもう気づけばテスト期間になってる。

テスト勉強ばっかしている気がする。

やっと平和になったんだから、少しくらいゆっくりしたい!


――――――――


10/8


優しさが続いている玻璃が勉強を見てくれると言うので、お言葉に甘えて見てもらうことにした。

私は今後のバイトのためにも順位を落とすことはできない。

そう、強いては玻璃とのデート代になるんだから、遠慮なんてせずに玻璃に甘えると決めたのだ。

決して、お母さんの雷が怖いからではない。


だけど、玻璃の部屋で2人っきりは身の危険を感じたので、リビングで勉強をすることにした。

もちろん菫ちゃんと琥珀くんも一緒に。


でだ。


勉強しなくちゃいけないことは重々承知なんだけど、やっと諸々聞ける環境になったので思い切って尋ねてみた。

「玻璃が琥珀くんの非常食って、本当なの?」と。


結果、琥珀くんの笑顔に泣きそうになった。

ものすっごく怖かった。必死で玻璃の腕を掴んだ。


玻璃が教えてくれたんだけど、玻璃が琥珀くんの非常食というのは本当だそうだ。

吸血鬼が吸血鬼を非常食とするのは当たり前のことで、理由は人間の餌がいない場合や餌の人間が病気になったりした場合など吸えない時でも吸えるようにということらしい。


ここに住んでいるのは琥珀くんが希望したからで、吸血に困ることがないように玻璃はそれに付き合わされているだけなんだと。

なぜなら琥珀くんは吸血鬼トップの息子だからとのこと。


いや、もうね、顎が外れるかと思うほどビックリしちゃったよね。


でも、琥珀くん曰く世襲制ではなく力の強さが関係するから、琥珀くんがトップになるかどうかは分からないそうだ。


でも、玻璃曰く、強さは血筋に準じているから琥珀くんがトップの座につくだろうとのこと。

琥珀くんは苦笑いしていたけど反論しなかったから、きっとそうなるんだろう。


んで、玻璃は一応上位種だが、琥珀くんに仕えているみたいなものなんだそうだ。


頭をパンクさせながら「非常食は絶対必要なの?」と恐る恐る聞いてみた。

答えは、絶対に必要とのこと。

吸血できなければ力が弱まるし、最悪死ぬそうだ。


これはもう嫌だとは言えないなと、覚悟を決めることにした。

玻璃に死んでほしくない。

だから、牧田先生のことは仕方がない。

嫌だけど、ものすっごく嫌だけど、玻璃と別れる方が嫌だから我慢する。


――――――――


10/9


今日も、みんなで勉強会。

コンビニに寄って、買ったアイスがめちゃくちゃ美味しかった。

ちょっとお高いけど、季節限定のダッツーは外せないよね。

勉強には糖分が必要だもんね。


――――――――


10/10


昨日の夜にネットサーフィンをしていて見つけたモールのモンブランフェアに行きたくなり、中間試験が終わったらみんなで行こうって約束した。

どれもこれも美味しそうなんだけど、ちょっと涙がでちゃうくらいのお値段だから、こういうものこそご褒美にいいねってことになった。


モンブランって高いよねぇ。こんなに高かったっけ? と思うほど高いよねぇ。

でも、美味しいからやめられないんだよね。


――――――――


10/11


放課後の勉強会だけじゃなくて、夜も勉強しなくちゃいけないと分かっているけど、どうしてもネットサーフィンをしてしまう。


これ、どうしようもないよね。仕方がないよね。

だって、勉強しようと思うと色々気になるんだもん。

漫画だってさ、どうしてか1巻からまた読みたくなるんだもん。

どうしてなんだろうねぇ。


今も日記を書きながら、本棚や携帯に視線がいっちゃう。

困った困った。


――――――――


10/12


お母さんに「勉強しているわよね?」と確認された。

無言で頷くしかできなかったけど、「それならいいのよ」とお父さんとお店に出掛けていった。


頑張って勉強しなくちゃ本気で怒られると気合いを入れたのに、蘭ちゃんからNECTがきて叶わなくなった。

会って謝りたいって送ってこられたら会わないわけにはいかないよね。

うんうん、決して勉強がしたくなかったわけじゃないからね。


でだ、指定されたバーガー屋さんに着いたら結城さんと佐藤さんもいて、なんだか2人じゃないってことに安心した。


それで、普通に何度も何度も謝られた。

「どうして玻璃くんだと思い込んでいたのかは分からないけど、たくさん嫌なことを言ってごめんね」って、本当に真剣に謝ってくれた。


私はきちんと裏側を知っているから蘭ちゃんを怒る気になれないし、ましてや蘭ちゃんは被害者なので謝られると苦しくなる。

だから、早々に「これから仲良くしてくれたら嬉しい」と伝えた。


まぁ、4人の間にわだかまりは残らなかったからよかったんだけど、3人というか蘭ちゃんから「そのそっくりさんと連絡が取れなくなって……捨てられたみたい。どうして好きだったかも分からないからいいんだけどモヤっとするよね」と言われて、朝お母さんに詰められた時と同じように無言で頷くしかできなかった。

何も言えなくて、ずっと聞き役に徹して、帰るころには疲れ果てていた。


だから、1番大きなサイズのポテトをお持ち帰りしたのに、待ち伏せしていた玻璃に取られた。

すっかり忘れていたけど、そういえばストーカーだった。


仕方がないから、勉強を見てもらうお礼にポテトを半分あげた。

「ケチだな」と言われたけど、近くで待ち伏せするなら玻璃もポテト買えばよかったんだよ。


いつも忘れるけど、今度から絶対に玻璃に取られる前提で買わなくちゃ。


――――――――


10/13


今日こそは大人しく勉強しようと思っていたのに、本当に思ってた! 本当に! 、玻璃が「教えてやる」って押しかけてきてなし崩しにエロいことされた。


呼吸困難になるキスは、本当にやめてほしい。

玻璃を信用した私がバカだった。

やっぱり2人はダメだったんだ。


ってか、昨日我慢できたんなら今日も我慢してほしかった。

明日は絶対に真面目に1人で勉強する。

追い込みをかける。




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