3. INTJの閃きの大半は間違っている
INTJの人生は無数の閃きとともに始まる。具体的、抽象的、実用的、非現実的は問わず、「無からなにかを思い付く」ことがINTJが天から授かった能力である。
ここで勘違いしてはいけないことがある。INTJは自身が閃いたことについて、「自分は勘が鋭いから正しく本質を突いた閃きができるのだ」と思ってはならない。
INTJはただ単に「労せずして、正誤は問わず、無数に物事を思い付く」だけであり、言い換えればアトランダムに、大半はなんらかの意味で正しくない無数の閃きが舞い降りる。
「自分は常に熟考の末に行動を選択しているし、自分がこうだと考え至った物事は大半の場合で本質を突いていて正しい」と考えているMBTIへの理解が浅いINTJには何を言っているのか分からないかもしれないので、順を追って説明する。
幼少時代のINTJは自身の閃きの虜であり、思い付くことと実現することを繰り返して日々を過ごす。一度閃いてしまえば、実現することに費やす労力や時間は本人にとって問題にならないし、実現することに意味があるかどうかも考えていない。他人への影響も考えていない。これがINTJが内向的直感Niのみに頼って生きている第1段階である。