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第一章 ダンジョン攻略 三話 危険種再び

「な、なんとかなったぁあああ」


 安堵からかそれとも魔力切れからかルディは体を起こすことが出来なかった。


「まさかの敵だったな」


 ウィッガル。かつて王国を死の海に導いた悪魔鳥。もう、終わりだーーと誰もが感じていたが『勇者』と呼ばれる存在が何とか撃退に成功して、英雄として奉られている。


「まぁ、今は休むしかないか」


 そして改めた辺りを確認する。


「しかし、神秘的な場所だなー」


 一本一本の木にまるで魂が宿っているかのような輝き、また勢いがルディは感じられた。今まで見たこともない植物や食物で溢れかえっていた。それは地上に存在する『ジャングル』よりも多く感じられた。


 そして、数時間かけて体を休めたおかげか体を動かせるようになっていた。


「はーーーふ、行きますかあ」


 大きな欠伸とともにルディの冒険は始まった。


◇◇◇◇


「うおぉー! これは...っ!」


 ルディはある果物を手に取って大興奮をしていた。


「『マスゴット』ではないか!!」


 『マスゴット』名前の通り神が食しているとされているボール状の果物である。その実はとても希少とされ一つ金貨数枚はくだらない代物である。


 帝都の通貨は五種に分かれている。


 白金貨.金貨百枚と同じ価値


 金貨.銀貨千枚と同じ価値


 銀貨.大銅貨十枚と同じ価値


 大銅貨.銅貨十枚と同じ価値


 銅貨.一番したの通貨


 と、このように分かれている。


「んー、取っていいんかなー。まぁ、いっか」


 どうにかなるだろうという甘い考えをもとにルディは『マスゴット』を取った。すると、突然地面が揺れ始めた。


 これは面倒なことが起きるとルディのセンサーが感知し、もとに戻そうと試みたがそれは強制的に断念させられた。


「おいおい、何でお前までいるんだよーーー『ドライアド』!!」


「ふふふ」


 ヒトの言葉を理解でき、会話すらできる希少なモンスター『ドライアド』。地を操れるという世界を破滅に導くほどの力を保持していると言われており、ある一人の男を覗いて見たことがないことがないことから空想のモンスターとして存在していた。


 そう、その男とはーー


「お久しぶりですね、少年」


「あぁ、クソ野郎」


 


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