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謎の人物の情報が割り込みました

「職種についてですが何かご要望はありますか?」

「ご要望とは?」

「はい。冒険者に成るに辺り出来ればやってみたい職業を記載していただきたいです。昇格するためには何かしら記載している必要があります。

 勿論途中で変更しても構いませんし、複数を兼任することもできます。但し、メインを変えるのであればそれに伴いランクも変動する可能性もあります。」


 なんだか色々面倒くさいな。


「いえ、大丈夫です。取り分け昇格には拘りはありませんから。」

「しかしだな。何かを決めておいた方がよいぞ?稼ぎたいのだろう?ランクが高い方が収入も増えるってもんだ。信頼も増えるからな。」


 うーん、そう言われると考えた方が良さそうだが…いきなり職種と言われてもわからない。


「職種って具体的にどの様なものがあるのですか?」

「そうですね。例えば剣を主に戦う剣士とか槍を中心に戦う槍士とか…」


 あー、そう言う系か。じゃあ要らないわ。別にやりあうつもりはないし。


「じゃあ大丈夫です。僕は戦うのは苦手ですから。」

「おいおい、戦わないと冒険者はやっていけんぞ。少なくとも素材回収で獲物を採ると言うことは…」

「嫌です!動物さんを苛めてはいけません!」

「え…?」


 アマミちゃんが明後日の突っ込みをいれた!


「あ、ごめんなさい。アマミちゃんはこう言う性格なので…」

「ウサギさんがかわいそうです!」


 なぜウサギが出てきたのかな?


「あー、えっとだな…」


 ほら旦那さんもパニック起こしてる!


「まあ、今現在すぐに決めろと言うわけではありません。実際に冒険者を行っていく上で回りの方々を見てやりたいものがあれば再度報告してください。」

「わかりました。」


 やりたいことか…。うーん、どうだろう。さっき旦那さんが言っていたが職種を決めないとランクが上がらず収入が増えない。別に金持ちになりたいわけではないけど流石に毎日雑草暮らしは避けれるぐらいの収入は必要か。


「アマミさんは何かご要望はありますか?」

「私ですか?なんの話ですか?!」

「そこに書いてある職種の話だよ。」


 一応話は聞いておこう?まあ、僕も興味ないことはスルーするので人の事は言えない。


「職種ってなんですか?」

「うーんと…まあ、やってみたいことかな。アマミちゃんは何をやってみたい?」

「はい!魔法を使って皆さんを助けたいです!」

「魔法?」

「ああ、この子は魔女らしい。あくまでアマミとミズハの話を聞く限りなんだが。」

「魔女ですか?あの、ちょっと気分を損ねると世界が火の海になると言う…」


 ちょっと待って?何?魔女ってそんな危険な生物なの?怖いよ?常にアマミちゃんと一緒にいるけどこの子将来本当にそんなことするの?


「あー、いや、見たところまだ子供らしい。それに数日過ごしているが魔女の帽子を被っていること以外は普通に只の女の子だ。そんなに気にしなくても大丈夫だとは思うが。」

「そうですか。まあ、近所に魔法使いが住み着いていると聞いたことがありますし問題はないですかね。」


 何その情報?また怪訝そうな顔をしていると旦那さんが教えてくれた。僕自身は感情をあまり顔に出さないタイプなんだけどこのおじさんは結構読み取っている。逆にすごい。


「ああ、まあ気にするな。昔からある噂だ。実際森の奥で稀にここいらにいない男性を見たという証言がたまにあるんだ。私達とは結構異なる服を着ているらしいからそう呼んでいるだけで別に魔法使いと決まったわけではない。」

「じゃあどうして魔法使いという噂なんですか?誰かが住んでいるとかじゃなくて。」

「彼もこの子同様魔法は使えるらしいんだな。ただ、都会にも魔法が使える魔術師はいるがさっきも言ったが服装に違和感があるらしい。だから魔術師じゃないんじゃないかとか言われている。他にも理由はあるんだが、まあきっかけがあればまた話してあげるよ。」

「そうですか。」


 魔術師が魔法を使えることはわかる。おそらく魔法使いも魔法が使えるんだろう。だけど先ほどの説明ではその違いは服装だけみたい。じゃあアマミちゃんも服装の違いだけで選別されるのだろうか?


 いや、それはなくないかな?だってこの子魔女帽子以外服装もいたって普通だよ?じゃあいったい何が違うんだろう。そこら辺の定義もガバガバなのかな?


「あのー、職種には何て書けば良いんですか!?魔女でよいですか?!」


 おっと、アマミちゃんのこと忘れてた!


「あ、魔女という職種は冒険者ギルドにはありません。」


 え、そうなのか。


「アマミさんが魔法を得意とするのであれば魔術師とお書きください。ところで魔法は使えますか?

 剣士や弓士等は例え初心者であっても練習することにより上達することは出来ますが、魔術師の場合魔法が使える素質がなければどれだけ努力しても出来るものではありません。

 また、魔法が使えても威力が弱い場合は他の職種をおすすめします。やはり魔法の力は努力でどうにか出来るものではありませんので。」


 そうなのか。まあ、確かに剣術とかは習えばどうとでもなるかもだけど、魔力なんてトレーニングで出来るようなものじゃないしね。もし努力して誰でも出来るならおそらく誰でも最低限の魔法は使えるように成るに決まってる。剣士じゃなくても剣ぐらいは誰でも持てるからね。


「分かんないです!」


 アマミちゃん?そこを強調してもなんにもならないよ?

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