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バナナ徴収会議とはどう言ったものなんだろうか…

 話によると、この後は武術師達の実践があるらしい。ただこの調子だとアマミちゃんはまだしもシャロルさんを授業に追い返すのは気が引けるので学長に許可を頂いて今は3人で校舎隅の木陰で休憩中である。まあ、落ち着いたらシャロルさんを授業に返して僕らは撤退かなあ…はぁ、何でいっつも荒れるのかなあ。


「ごめんなさい。」

「どうして謝るのですか?!シャロルさんはなにも悪いことしていないんです!」


 うーん…校庭に簡易爆弾を投下したんだけどこの子。


「そんなことが悪いことだったらミズハさんはどうするんですか!ついこの間なんて素手で木をへし折ったんです!こっちの方がいけないことなんです!」


 勝手に僕の黒歴史を出すな!!と言うよりそれでも僕の方が規模小さいよね!それとも僕が間違っているの?!


「そ、そんなことが…クス…」


 おいそこ!どうして笑うんだよ!


「あ、笑ったんです!笑う門には福来たるなんです!笑えば悲しみも吹き飛ぶんです!」

「そ、そうですわね…。こんなことで泣いてはいられませんわ…!次こそはもっと強力な技を覚えて…貴女の結界を砕いて見せますわ!」


 …どうしてそうなった。もうやめて、僕の精神力はもうゼロです。


「えっと、…シャロルさん?落ち着きましたか?」

「はい。もう大丈夫ですわ…ヒック…」


 もう少し時間を稼いだ方がよいかな?


「えっと、まずは僕の黒歴史は無かったことに…」

「お兄ちゃんダメなんです!現実逃避は厳禁なんです!」


 急に辛辣になったよこの子!


「問題ありませんわ。このシャロル・オラクル子爵令嬢、家族以外の方にはお話いたしませんわ!」


 家族にも話すな!


「えっと、出来れば無かったことに…」

「お兄ちゃん酷いんです!泣いたらミズハさんのこと嫌いになっちゃうんです!うわーん!あ、泣いちゃったんです!アウトなんです!」


 ガチでぶっ飛ばしたくなってきたんだけど!


「クスクス…お二人とも仲が宜しいんですね。」

「そうなんです!もっと笑うんです!ミズハさんももっと笑うんです!さっきから悩んだ顔ばっかしていないんで笑うんです!学長さんのお部屋にいたときからずっと何か考え事しているようなんです!」


 うん?今不機嫌なのはアマミちゃんのせいだよ!って突っ込みたかったんだけど…その発言は何か引っ掛かる。


 と言うより、このお嬢様っぽい発言をしているシャロルさんって、子爵令嬢っていう肩書きを持っているらしい。…令嬢っていうからには偉いのかな?


「えっと、シャロルさん?子爵令嬢って…」

「あ、そうなんです!分かったんです!きっと美味しいものなんです!」


 それはない!


「美味しいで思い出したんです!これなんです!」


 うん?バナナ?そう言えばアマミちゃんも僕も手荷物を鞄にいれたまま持ちっぱなしだったなあ。学生達は教室に置いているんだろうけど。


「友達100万人作戦の一環として友達とバナナを食べるルールにするんです!と言うことで食べるんです!」

「え…ま、まあ、別に宜しいですけど。」


 アマミちゃん?シャロルさん困惑しているよ?


「ミズハさんもついでなんです!」

「ついで言わないで。全く。」

「あ、ミズハさんが珍しく言葉で突っ込んでくれたんです!良かったんです!」


 何がよかったんだろう?


「ウフフ…本当に仲良しさんですね。それでは頂きましょう。」


 という感じで、女の子3人が何故か全員でバナナを食べるという意味不明な風景か完成しました。メデタシメデタシ…めでたいか!?


「うーん、バナナが大分不足したんです!今度バナナ徴収会議を勃発します!」


 もう無視!


「ところで、先程の話をお聞きしますとお二人方どちらも貴族の階級をご存じ無さそうですね?」

「キンゾクですか!ゾクゾクするんです!」


 これも無視!いい加減スルースキルを覚えないと過労死しそう。


「貴族ですわ。簡単に言えば王様程ではありませんが、平民より偉いと言ったところでしょうか?」

「えっと、要はシャロルさんはお偉い方なのですか?」

「程々ですわ。まあ、こうしてアマミさんが友達として考えてくださるのであれば別に今まで通りに接して頂いて構いませんわ。

 ただ、貴族によってはそう言うのにうるさい方もいますわ。それだけで断罪になる可能性もありますから知っていて損はありませんわ。」


 うわ…面倒くさい話を聞いた。絶対暴君っぽいのいそうだよね?それに、アマミちゃんがこのシャロルさんのキチガイ魔法を普通に防げるということがそのまま貴族に流れると面倒くさそう…。


「シャロルさん?出来ればアマミちゃんがかなり強力な魔法を使えることも黙って頂けると…」

「分かりましたわ。このシャロル・オラクル子爵令嬢、家族以外の方には喋りませんわ!」


 どうして家族にはそんなにも話したがるのかな!…精々、嘘でも誰にも話さないって言ってよ!あーでも、それで裏切られるともっとあれかな。だったらここまで清々していた方が良いのか?


「どちらにしても私のみを口止めしたところで意味はありませんわ。既に私の他の友達も先生方も全員見らていますわ。」


 うー、そう言われるとぐうの音もでない。


「アマミさん。ご馳走さまですわ。初めはとんだ学生が見学しに来たかと思いましたが意外に面白くて驚きましたわ。では授業に戻りますわ。まだ見学していくのですの?」

「アマミちゃんはどうしたい?一応補足しておくけど、アマミちゃんはほぼ編入許可貰っちゃっているよ?まあ、簡易な資料を貰っただけで詳細はまた後でみたいだけど。」

「編入許可ってなんですか?!」


 おい!何しに来たのアマミちゃん!ここに!

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