油断すると風呂場でも殺されそうになるこの頃
うん?よくよく見てみるとアマミちゃんの手が光ると同時に顔の帯や体の帯全体が若干黄ばんでる気がする。要は若干光っている。そう言えば、強盗を回復させたときもそうだったような…服が若干明るく光って見えたのはこれが原因かな。
手とは違って帯の光は本当に微弱である。遠くから見る際、明るければ殆んど感知は不可能っぽい。だから今まで気づかなかったのか…。だけどまあ、今後は気になっちゃうのかな。何せ、一度気づくと常に意識しちゃうからね。まあ、微弱な光は今後何かが分かるまで放置かな。
「アマミちゃん?アマミちゃんって、魔法を使うと体の帯が光るの知ってた?」
「このリボンですか?!」
リボン言うなし!どうしてR指定っぽくしたがるのかな!
「これって光るんですか!スゴいです、身体中が光るんです!GODです!」
この反応は知らないな!いいや説明しても素通りされそうなので無視するよ。
「まあ良いや。で、アマミちゃん?髪の毛ビッチョリなんだけど…」
「そうですか?!お風呂は飛び込むものです!ビチョビチョでも問題ないです!」
お風呂は飛び込むものではありません!
「はぁ…まあもう良いや。頭洗おう。アマミちゃんまだお風呂入ってる?」
「勿論なんです!ミズハさんと一緒に入って一緒に出るんです!今日はそう言う日なんです!」
既に一緒に入った記憶はないんだけど!もう良いや。この量の髪を洗うのは相当時間がいる。話すより手を動かそう。
シャンプーとかリンスとかその辺りの洗面用具は既に揃っている、と言うよりマジーラさんのをパクる。問題ないでしょ?え、駄目?問題ないって言ったらそれで結論が出てるから気にしたら負けです!
「うーん、こりゃちょっと時間がかかるかなあ…。」
「ミズハさんがアワアワなんです!楽しそうなんです!私も混ざるんです!」
混ざるってなにするのかな!ちらっと見たらアマミちゃんが手串で僕の髪を透かし始めたよ!なんか、泡取って自分の頭や体に付け始めたよ!って、僕の体には付けないで!意味無いしくすぐったいわ!
「ミズハさんの髪は長いんです!体に巻き付けると面白いんです!」
もういいです…好きにしてください。何だかんだで、髪の毛を洗ったりしているとアマミちゃんが手伝ってくれた件。非常に助かります!アマミちゃん大好きです!
「さて、なんとか洗い終わったけど…」
「凄いです!ミズハさんの髪の毛がツルピかなんです!」
その例えはおかしいでしょ!僕は禿げてないよ!
「アマミちゃん?アマミちゃんの髪の毛が爆発してることは知ってる?」
「ば、爆発してるんですか!危険です!お風呂場が火だるまになっちゃうんです!」
そっちの爆発じゃない!そんなことになったら僕達死んじゃうよ!女の子が裸のまま焼死体なんて死んでもごめんだよ!死んじゃってるじゃんって言う突っ込みは聞かないからね!
「アマミちゃん髪の毛がぐちゃぐちゃになってるって言うことだよ。僕の髪の毛を洗うの手伝ってくれたし、アマミちゃんの髪も次いでに洗おうか?」
「よ、良かったです!危うく風呂場をお水で満たそうと思っちゃいました!」
うん?どう言うことかな?風呂場全体が水で埋まるって、部屋全体のこと?…良かった、危うく水没して溺死するところだったよ!
「ミズハさんに髪を洗ってもらうんです!明日起きたら天国にいるんです!」
おかしいなあ、どうして僕が洗ったらアマミちゃん死んじゃうのかなあ…。まあ、嬉しすぎて仰天するととらえることにする。そう理解した僕も既にアマミちゃん化してしまっている感じがするのは間違いだろうか…。
と言うか、頭洗うのにどうして仰向けで寝転がるかな!せいぜい座ろうよ!女の子が裸のまま仰向けは色々アウトだよ!
もう、注意するのも面倒なので僕が正座をしてアマミちゃんの背中と床の間に膝を挟んでシャワーで洗うことにする。床に髪が付かないように頑張って洗ったよ!誰か称えてください!
「終わったよ。何故だろう。お風呂でゆっくりするつもりがかえって疲れたよ…。」
「凄いんです!私の髪もツルピカなんです!あと、大分暑くなったのでお風呂から出るんです!」
勝手に出ていっちゃったんだけど…さっき一緒に出るっていっていなかったかな。もうなんでも良いや。疲れた。僕も出よう。
風呂から出ると既にアマミちゃんはドライヤーで髪を乾かしていた。既に服も着ている。色々行動が早すぎると思うけど僕もゆっくり出たしもう突っ込まない!
「あ、ミズハさんと一緒にお風呂から出るのを忘れていたんです!やり直すんです!」
もうやめて!僕の体力はもう無いよ!
「あ、アマミちゃん?もう僕も出ちゃったからまた今度にしてほしいんだけど…」
「どうしてですか!ミズハさんが意地悪なんです!ムーです!
あ、その代わり秘密の約束が出来るんです!そっちの方が凄いんです!それにするんです!」
なんか急に怒られて満足したみたい…まあ、また次に回してくれそうなので良しとしよう。
アマミちゃんが髪の毛を乾かし終えてリビングに戻る際、蔓延の笑みでこっちを見て手を降りながら出ていった件。別に最後の別れとかではないけど、余程嬉しかったのかな?滅茶苦茶酷い目に遭ったけど、最後に天使に会えたのでもう何も要らないよ!




