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学校という単語は難しい語句みたいです

「でも、本当に魔法が使えるの?私、結構生きているけれど魔法なんて殆ど見たことがないわ。」

「そうだな。何か見せれるものはないのか?」


 殆ど?全くじゃなく?使える人は他にもいるのかな?


「うーん…魔女なんですけどあまり魔法を使ったことがないです!」

「そ、そうなのか!?」


 多分そうだと思う。僕も魔女のアマミちゃんが何かをつかってるところは滅多に見たことがない。


「…あ!そうです!いいこと思い付きました!」


 うわ、嫌な予感しかしない。


「えっと、その腕の傷見せてもらえませんか?」

「うん?ああ、これは古傷だ。昔下手に挟んじまってな。それ以来傷跡が…」

「じゃあこうします!」


 アマミちゃんが自分の手の平を彼の古傷に当てている。治療でもするのかな。逆にここで手から破壊光線的なものがでたら鬼畜過ぎるが…


「痛いの痛いの飛んでけです!」


 はい?それ古傷だよ?!既に痛みぐらいは退いてるはずだよ?!ほら、夫婦揃って顔をしかめてるよ!


「出来たです!」

「うん?…おお…」

「どうなった?」


 私も気になってその古傷を見てみようとしたら…完全に消えている。マジか。


「う、嘘みたいだ。完全に治ってる。」

「す、凄いわ!本当に魔女なのね!」

「えへへです!恩返しです!」


 これが魔女の力?うーん、なんか突っかかる。と言うよりさっきの発言が呪文とか言わないよね?あれは普通におまじないだし…あれで怪我が治るなら病院要らないよ?


 そう言えば、アマミちゃんが手を当てたとき若干手の平が明るくなったように見えた気がする。あくまで気がする。多分魔法行使と言うやつだろうか?


「魔法ねえ。最後に見たのはいつ以来かしら…。」

「魔法ってそんなに使える人がいるのですか?」


 実質、アマミちゃんが例外だと思っているんだけど。


「あら、勿論誰でも使えるものではないわ。私も旦那も使えないし。でも使えると便利そうよね。」


 まあそれは便利だと思う。


「でも、稀に使える方もいるのよ?噂では少し先の都会でそう言うのを育成している学校もあるって聞くし。」


 そんなのもあるのか!?じゃああれか?そこにいけば誰でも魔法を使えたりするのか?


「育成してるって言っても元々素質があるやつ以外魔法は出来ないと思うがな。さっき妻が言った通り魔法なんて誰でも使えるわけではないからな。」


 まあそうか。まあ、仮に何かしらで行く機会があれば調べてみることにしよう。


「育成学校か。因みにアマミちゃんは行ってみたい?」

「え…学校ってなんですか?!」


 駄目だ。以前問題の話だった。


「ところで、どうして旅なんかしようと思ったんだい?この子が魔女だからとかか?」

「あ、いえ。元々僕一人で一人旅の予定だったのですが…この子がついて来ちゃいまして。」

「そうなの。因みに兄妹?兄妹ならミズハさんも魔法が使えるの?」

「いえ兄妹ではないです。」


 魔法は使おうと思えば使えると思う。だけどそれは言わない。


 元々僕は魔女でも何でもないので魔法なんて使えない。だけど、僕には他人の力や能力を奪い行使できる能力がある。それを応用すればアマミちゃんが側にいる以上恐らく可能。


 とりわけ、この世に他にも魔法が使えるやつが存在するのであればアマミちゃん無しでもいける。ただ…僕のこの能力がこの世で存在するのか、はたまたレア中のレアでバレると大変なことになるのか分からないから言わない。


 アマミちゃんは勿論僕の能力のことは知っているけど流石に話題に出ない限りは言ったりしないだろう。フラグじゃないからね。


「違うのかい?じゃあどうしてまたついていこうと思ったんだい?」

「独りぼっちは寂しいです!だからついていったんです!」

「そ、それだけかい?」

「はい!」


 いやもっと色々ありそう…いや、本当にそうなのかもしれない。ここはアマミちゃんじゃないからわからない。


「僕は色々この世の中の生き物について興味がありまして…それを調べるために旅をしています。」

「あら、じゃあもしかして研究者か何かなのかしら?」

「そう言うわけではないのですが、まあ趣味の範囲内です。

 ただ、旅を決心して旅立ったは良かったものの、費用不足と食料不足に悩まされるとは考えていませんでした。あまり不馴れなものは行うべきではないですね。」

「そうか。まあ、まだ若いんだ。今のうちに失敗しておけ。私も若い頃は旅に出たいと憧れたもんだ。そういう意味では良い経験をしていると思うぞ。」


 良い経験か。既にこのままいけば数日持たずアマミちゃん共々共倒れになるけど。

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