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最近の毒キノコは随分高価らしいことが判明しました

「いや、何度計算してもそれぐらいになる。お前達、本当に初心者だよな?良く価値のあるものばかりを採取出来たな。お前さんが持ってるそのキノコは超高級品だぞ?料理方法さえ知っていれば高級ホテルに出るくらいのものだ。」


 嘘?!アマミちゃんが今まで散々毒殺するために使っていたこのキノコがそんなに価値あるものなの?!それに、このキノコは例外としてもアマミちゃんが採取した雑草や葉っぱ、他のキノコもある程度の価値がついていた。各々が少額でも0でない限り塵も積もれば山となる。その結果だった。


「と言うより、お前さんが持っている残りのキノコも売ってもらいたいのだが…勿論相場換算でここでは5万としたが市場でセリにかければもっと巨額になる可能性があってだな…何せ食べるにしても医薬品にしてもかなり万能な上、滅多に採取できるものではなくてな。お前達が持っていても宝の持ち腐れだぞ?」


 途中からこのおっさんの儲け話に変わっている件。まあ、ここで働いている限りギルドの儲けになるとは思うけど…こんな欲望丸出しの男性がここで働いていて大丈夫なのだろうか?


「駄目です!このキノコは貴重なんです!1個は自分で加工してみるんです!因みにもう1個は加工しないで誰かに食べさせる用です!」


 だから殺す気か!


「お、お嬢ちゃん?その雰囲気的に貴重って言うことを元々知っていたのか?」

「勿論知っているんです!知らなければ毒キノコなんて採ってこないです!」

「こ、これはたまげたなあ。その年齢でそこまで知ってるとは、将来有望だな。と言うより、毒キノコって知ってるなら生で食べちゃいけないことは知っているのでは?」

「はい!だから食べさせてみるんです!」


 怖いわ!サイコパスか!


「すいません。この子たまに変なことを言い出すんで無視していただけますか?このキノコは僕が管理しますので誰かに食べさせることはしませんから。」

「お、おう…この子の兄か?しっかり見張っておいてくれ。そのキノコは生で食べると毒性が高すぎて数秒で死ぬものだ。俺的にはここで売った方が俺にとってもお前達にとっても利だと思うのだが。以前問題的に、持たせておいて大丈夫なものか…。」


 心配する気持ちは良くわかります。僕もアマミちゃんが何か仕出かそうで怖いです!ただ、アマミちゃんのわがままにはある程度付き合ってあげないとそれはそれで大変になりますのでごめんなさい。


「えっと、別に妹と言うわけではないのですが…まあ、色々あって一緒に行動しています。では失礼します。」

「え?兄妹じゃないのか?」


 アマミちゃんが話を滅茶苦茶にしてくれたのでとっとと貰った毒キノコとお金をもって撤退する。贅沢な悩みであるが、採取した植物とかよりも換金で得た20万Gの方が重い。と言うより重すぎない?しょうがないので自身の力を調整して軽く持ち運びできるようにしておく。熊を退治したときの力は大分無くなってきたとはいえ、まだ若干残っているんだよね。返却効率は残念ながら良くはない。


「ミズハさん!キノコほしいです!2個のキノコで遊ぶんです!」


 さっき僕にくれたんじゃなかったっけ?!まあいいや、僕も処分に困っていたし。


「じゃあ返すよ。だけど誰かに食べさせたりはしないでね?」

「はい!ミズハさんみたいに優しい方にしか食べさせないので安心してください!」


 ごめんアマミちゃん。却って不安になったよ!


「ミズハさん、この後はどうするんですか?マジーラさんのところに向かうのですか?」

「うん?まだ、熊の件が残ってるからね。少しそこら辺のテーブルで休憩しようか?」

「テーブルさんです!こんにちはです!座るんです!」


 テーブルに挨拶するやつを始めてみたよ…って、どうしてテーブルに座ってるの!?


「あ、アマミちゃん?テーブルは座る所じゃないよ?」

「テーブルで休憩するんです!だからテーブルに腰かけるんです!」


 ごめん、何言ってるかわからない。


「ほ、ほら…いろんな人が見てるよ?精々横の椅子に座ろう?テーブルも重そうだよ?」

「嘘です!私は軽いんです!大体5kg位です!」


 嘘つけ!それじゃすでに餓死して死んでるよ!取り敢えず、ちゃんと椅子に座ってくれました。


「お前らそんなに金持ってるのか?」


 念のため、金銭を確認していたらもうこれだよ。結構重かったからどれぐらい入っているのか確認していたんだけど。結局、中は何故か殆ど全部コインだった件。紙幣じゃ無いの?!そりゃ重いわ!


「たくさんあります!でも、このコインにどれだけ価値があるのが良くわからないです!」


 アマミちゃん?あまり深いところに首を突っ込んじゃダメだよ?金銭の価値の意味はもう少し大きくなってから勉強しようね?


「今日の収入の確認をしていたのですが、どうかしましたか?」

「今日の収入だと?お前ら、1日でどうやってそんなに稼いだんだ?!」


 なんか驚かれた。

 こんな簡単にお金稼げたら苦労しないです。とはいえ、他の小説に比べたらかなり控えているつもりなんですけど。大抵の小説の主人公って元々金持ちか気付いたら金持ちになっているじゃないですか。個人的には理不尽祭りです。

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