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200文字小説集

場所取り(200文字小説)

作者: 日下部良介

 日中のポカポカ陽気とは打って変わって夕方になって冷え込んできた。

 花冷えとはこういうのなのだろう。


 始発電車で向かった先は上野公園。

 今夜の花見会場だ。

「マジ?」

 目ぼしい場所には既に一面、青いシートが。

 それでも何とかメインストリートの一画を確保した。

 これから12時間。

 長い1日になりそうだ。


「お疲れ様。素敵な場所ね」

 そう言って缶コーヒーを差し出してくれた彼女。

「温かい…」

 これだけで僕の12時間は報われる。





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― 新着の感想 ―
[良い点] もう、そんな季節になりました。 ですが、生憎の冷え込みで見ごろはもう少し先ですね。 寒さに震え、通り過ぎる人の視線に耐え、まことに大変な役目ですね。 どうですか? 菖蒲の花見、ヒマワリ…
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