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大学生活  作者: ノマ
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第一話  前途多難???

よし!! 今日から大学生。やりたい放題やってENJOYしまくるぞ!! 俺、中村ひろし18歳は心に決めた。(俺はど田舎生まれど田舎育ち。 父親が銀行員ということもあり、とてもお堅い家で、長男である俺は父母の期待を一心に背負わされてこれまで生きてきた。なので小中学校時代は勉強一筋で成績は常にトップクラスだったので、地元ナンバーワンの進学校に入学。しかし高校に入りこれまで続けてきた野球に熱中してしまい、授業中は常に爆睡。気が付くと成績は低迷、一応高校時代はレギュラーになれたが最後の試合で途中で替えられ、俺の最後の夏が終わった。そんな俺がいい大学に入れるわけもなく、結局地元の今にも潰れそうな7流私立大学に野球特待で行くコトになったわけだ。 典型的な人生の負け組の一歩を歩みだした俺だったが大学に入るにあたりひそかな野望を持っていた。 第一にかわいい彼女を作り童貞卒業(^^)v 第二にアルバイトしまくって金をためお洒落さんになり女の子にもてる(*^□^*) 第三に高校時代できなかった勉強を大学ではしっかりして一流企業にはいり、とてもバカにしていた親や周りのやつらを見返してやる(`´)) この頃の俺には大学というところはとても美しい場所だと思っていた・・・。 



 入学式。(マジこんな田舎だったけm(__)m校舎とか3つしかないし。周りを見てみた。 うわ、マジ田舎もん。マジ気持ち悪いやつしかおらんし・・・ うわっ、キモ、オタクばっかやし・・・ あっ!!でも可愛い子もいるし普通のやつも結構いる(^O^) 仲良くなろう(*^_^*) ・・・でもなんかへんなやつらがいる。みんな同じ制服みたいなの着てるぞ・・・   あれ!!見たことあるやつがいる。あいつ天竜の田中じゃん!! あいつは湘同館の倉ヶ崎だし。 ・・・・・・ とても嫌な予感がした。 ・・・そして嫌な予感はあたったようだ。) 『お前もここだったんだ。』 田中に話しかけた。『だよ。てかなんでお前寮入ってないの?』  『・・・何が?』『野球部って2年まで寮だよ!!』『えっ!!はっ?そんなの聞いてないんだけど!!』『ていうか合宿何でこなかったの?』

『・・・・・・何それ?』『3月中旬に合宿あったんだよ!!こなかったのお前だけだったし!!!!先輩キレてたし。』

『・・・・・・・・・。』   

頭が真っ白になった。

一体なんなんだ(泣)    ・・・自宅通いじゃないの?  ・・・合宿? ・・・先輩が怖い?     

 なんだそれは。




 後から聞いた話では、あの同じ服は野球部の制服らしい。 、  

そして3月後半に合宿があり、それから野球部14名のうち13人が寮生活を初めているらしい・・・ ヤバイ。 なんで親は教えてくれなかったんだ。。。マジキレる!!!!

 ・・・それどころじゃない。俺の明るい大学生活が・・・。  

 ・・・まあ一応大学の監督に挨拶がてら謝りに行くか。

『監督どこいるの。』  田中に聞いた。  

『あーじいね。あっちにいるよ。』 田中が右奥を指さした。その指のほうにはどこかで見たことのあるような、一人だけやけにがたいがよく、少し態度がでかそうなおじいさんが学長などと話している。『あの人だったな。』  そう思い俺はその老人に近寄り、 

 『石井高校の中村です。すいません。合宿に顔もみせず寮にもまだ入っていずに。』 

 すると野太い声で、  『おう、お前が中村か、高山先生から連絡がいってなかったか?』  

『あっ・・はい。』 

思わず言ってしまった。 『そうか・・・。お前を含め野球部は特待生なんだから、きょうからしっかり部活にこい。』 

『・・・はい。』・・・また部活か。 

思った瞬間遠くで、   『スイマセーン。野球部の新入生、記念撮影をしますから集まってください!!』  

カメラマンの人が大声で叫んだ。  

『お前も入って一緒にとれよ!!』 

『でも自分だけスーツなんですけど…』

『いいから!!走れ!!』『はい!!』         


・・・知らないやつらから白い目で見られる。・・・   うわっ。 マジ嫌だ。  

『撮りますよー!!はいチーズ』 

 一番端っこの俺だけスーツで、みんなよりよそよそしそうに、恥ずかしがりながら写っている自分がいた。  


 これからどうなってしまうんだろう。。。     ・・・楽しいはずの大学生活が憂うつな大学生活になってしまうのか。   だいぶへこんでいた18のある春のある日だった。

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