冒険5 材料集めとドラゴン登場
「佳恩、銃使えんの?」
海が不安そうに聞く。
「フィーリングよ、フィーリング」
銃はそんな簡単に扱えるものじゃないのだが。
「佳恩ちゃん、銃は買うの?それとも作るの?」
なぎさが聞く。
「え!?銃って作れるんですか!?」
「作れるよ〜」
「じゃあ作ります!!
どうやって作るんですか?」
「鉄鉱石5個、鉄10個、木材3個、石7個を設計接着魔法で作れるよ」
「私、鉄鉱石と鉄と木材と石探して来る」
「「いってらっしゃ〜い」」
「どこにあるのかな〜?」
佳恩がてくてくと歩いていると、岩があった。
「あ、コレ削ったら石になるかな?
氷を出すには…英語のほうがカッコいいよね!『ピィカァクスアイス』!」
佳恩は記憶力がものすごく良いのである。英語も聞いたら覚えられる。
佳恩の手にツルハシ形の氷があらわれた。
「お〜〜〜!すっごーい!」
ガツンッ!カゴンッ!ガッ!
「石ゲット〜〜〜!」
また歩き始める。
「あ、木だ!コレ倒して木材にするんだよね。『アクストアイス』!」
佳恩の手に斧のような形の氷があらわれた。
カコッ!ガキッ!コン!
「イエーイ!木材ゲットー!でも、鉄鉱石と鉄なんてどこにあるんだろう?」
そして、また歩き始める。
「あ、鉄鉱石ってコレかな?削ってみるかぁ。『ピィカァクスアイス』!」
ガッキインッ!ガキッ!ガンッ!
「う〜ん?削れない〜!」
ゴンッ!ガンッ!ガキン!
「おっ!やっと削れた〜!」
「ふい〜!鉄鉱石っぽいのゲット!最後…鉄かぁ。洞窟とかにあるのかな?行ってみよーっと」
また歩き始める。
「お!洞窟発見〜!鉄、鉄…ん?鉄ってどんなだっけ?」
そう、佳恩は鉄がどのようにできているのか知らないのだ(知っていたらすごいが)。すると、佳恩の前にスライムがあらわれた。
「この子…スライムだー!わー!可愛い〜!ねえねえスライムさん、鉄持ってない?もし持ってたら、私にくれない?」
しゃがみ込んでスライムに話しかけ、抱き上げる。
スライムは少し冷たく、色も青い。静かな洞窟とイメージがマッチしている。
「いいよ!」
だが、性格はいたって温厚。この子本当は赤いスライムだったのでは…?と疑わざるをえない。
「ホント!?ありがとう!でもなんで初めて会った私にくれたの?」
「君は僕を見ても倒そうとしないでくれたからね!」
「そっか!ねえ、スーちゃんって呼んでいい?スライムのスーちゃん!」
「え、名前つけてくれるの!?ありがとう!」
「私は佳恩!よろしくね!スーちゃん!
って事は…ふ〜!これで全部かな。え〜と、鉄鉱石っぽいのが1、2、3、4、5個、鉄123456789、10個!木材3個、石が…7個!よし!か〜えろ!あ、スーちゃんもくるよね?」
佳恩がとってきた物を全て地面に広げ材料の数を確認していると、
「グウウウウぅぅぅワァァァウ!!!!!」
ビクゥッ!
ビクッ!
何かの唸り声のような音が佳恩の真後ろでした。佳恩とスーちゃんがバッと振り返ると、
「っツ…!ナニ…?…ドラゴン?」
ドラゴンがいた。
「多分…ドラゴンだよね…?」
ドラゴンは、どんどん佳恩に近づいてくる。
『ピィカァクス』っていうのは英語で『ツルハシ』って意味で、『アクスト』っていうのは、ドイツ語で『斧』って意味だそうです。
鉄がどういうふうにできているのかなんて、私も知りませんけれども、鉄を出したかったです。