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ワールド  作者: につき
8/10

しじんたちのわかれ

隠れてしまった月に捧ぐ。

同じ言葉を話しても

唇のまま届かない

新しさとは名ばかりの

あなたらしさの物語

彷徨うままの夜の音

彼方のある日を思い出す


窓の外から沁みてくる

哀しみ沈み降る文字の

雨ばかり降り目に沁みて

ぬぐう間もなく溢れ出す

別れとはなぜこんなにも

突然であり速すぎて

惑う間もなく振り向かぬ


待つしかないと言う詩人

甘い終わりの昼の午後

遠く果てなく聞こえ来る

風に鳴るのは鐘の音か

連れ行かれるは幼子か

後は追えぬと泣く母の

追わぬ後悔追うは罪

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