表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

米軍の2人、着任!

うおお、取り敢えず本筋の説明まで書けてホッとしています……ε-(;-ω-`A) フゥ…

===次の日===


バタバタバタバタバタバタ………


外からヘリの音がする。音からして多分ブラックホーク(UH-60)の音だ。

チヌーク(CH-47)ならもっと重い音がするし、イロコイ(UH-1)なら高い音、ヒューズ(OH-6)ニンジャ(OH-1)ならもっと軽くて高い音がするはず。

地元が第12旅団の司令部の近所なので、ヘリの音は子供の頃から聴き慣れている。


「さっきからえらい事ヘリ飛んでるなぁ」


「そんな事より、今日は米軍の2人が来る日ですよ」


「お、そうだったそうだった」


書類仕事がひと段落つき、中井は椅子から立ち上がってブラインドを曲げ窓の外を見る。


「……んっ⁉︎」


「どうしました?」


「……い、いや、何でもない」


遠方へ飛び去るブラックホークをよく見てみる。


もう結構離れたがギリギリ見える……あのブラックホーク、両側に増槽が()()ぞ……


まさか……と思っていると、ライトミリタリー同盟陸上幕僚監部のドアがノックされる。


「どーぞー」


『失礼します』

『失礼します』


がちゃ、とドアを開けて2人が入ってくる。


鳴海1曹もソファから立ち上がり、敬礼する。


2人の髪の色は金、目は碧い女性だ。


「ユニス・フレミング空軍少尉です。担当はUSAF(合衆国空軍)USN(合衆国海軍)です。本日付でライトミリタリー同盟陸上幕僚監部に着任します」


「エイミー・ハング陸軍曹長です。担当はUS Army(合衆国陸軍)USMC(合衆国海兵隊)です。よろしくお願いします」


「ああ、よろしく。2人とも日本語上手だね」


中井がそう褒めると2人は照れ笑いする。


「勉強しましたから」


「歓迎するよ、どうぞ座って」


着席を促すと、2人は鳴海1曹の向かいに座った。

鳴海1曹は、一瞬はっとするが、すぐに表情を取り繕う。


「これはウチの鳴海1曹……アメリカ軍では軍曹(sergeant)かな?」


「これゆーな」


鳴海1曹は中井の頭をぺしっと叩く。


それを見て少尉と曹長がクスクスと笑い、素敵な笑顔で握手を差し出す。


「ヨロシクね?ナルミ軍曹?」


「あたいもよろしく!ナルミ軍曹!」


「あ、ど、ども。鳴海咲良1等陸曹ですっ!よろしくお願いします!」


鳴海1曹はピシリと敬礼をした後、彼女達と握手を交わす。


「しかしまた豪勢なお出かけですね、ブラックホークで登場とは……流石は合衆国だ」


「ええ、丁度ここに荷物の輸送があったので、ついでに」


「あたいのことはエイミーって呼んでよ」


「えっ、あっ、じゃあ私は…咲良(サクラ)って呼んで下さい」


「敬語要らないよ〜、よろしくね?サクラ!」


中井とユニス少尉が他愛も無い話をしている間に、エイミー曹長と鳴海1曹は親睦を深めている。


「して、ライトミリタリー同盟のお仕事を教えて頂いても?」


「おっ、そうだな。2人が到着したんだから説明せんと……」


えーっと、どこだどこだ……と何かをゴソゴソと漁り始める。


目的の物を見つけ、鳴海1曹の隣のソファへ座る。


「まずは"ライトミリタリー同盟"とは何ぞや?という疑問に答えよう」

「ライトミリタリー同盟とは、現在の島村ミケコ統合幕僚長と蒼井マリル航空幕僚長が提唱し、それに月夜野出雲海上幕僚長が賛同して設立された組織なんだ、目的はざっくり言うと、"ライトミリタリー"のジャンルを"小説家になろう"内で流行らせよう、という事だ」


軽めの(Light)軍事(military)?」


「そう」


「そのライトミリタリーって何ですか?」


「ライトミリタリーってのは」


①兵器のスペックとか装備とか詳しいことは全然分からないけど、自衛隊や軍隊がついつい気になっちゃう


②自衛官や軍人が出てくる恋愛話なんかも読んでみたい♪(制服萌えOK!)


③戦闘シーンはなくてもいいから、普段はあまり接する機会のない自衛官の素顔や日常を覗いてみたい


「基本的には、この3つ。それから自衛隊や軍隊を扱う作品で、戦闘シーンや兵器・装備についての解説がストーリーのメインとならない、硝煙のにおいや血なまぐささのあまりないもの全般もそう」


「「「へぇ〜……」」」


中井の説明に3人は納得する。


「何より重要なのが……ミリタリーという組織に属して黙々と頑張る人たちに対する愛が感じられる作品であること」


「……何だか本気なんですね、私、感心しちゃいましたよ」


「凄いネー……」


「なるほど……つまり空○中、海○底、塩○街……みたいな作品って事でs「ユニス少尉、それ以上はいけない」……失礼しました」


「え、でもそれって有川浩先生の丸パクr「皆まで言うな!」……」


ユニス少尉と鳴海1曹の言葉を遮って突っ込む。


「まぁぶっちゃけ……作者が「自分の作品はライトミリタリーだ!」って思ったらそれで良いらしいけどね」


今度の中井のこの発言に、3人はドリフの如くずっこけた。

外見のイメージとしては、ユニス中尉はF○teのセ○バーの凛々しいしっかり者、エイミー曹長は東○のクラウン○ースの可愛らしい感じをイメージしました……わかりにくかったらごめんなさいorz


取り敢えずひと段落です。


次回、鳴海1曹の正体が明らかに⁉︎


まだ続きますが色々落ち着いたらまた更新しますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ