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詩集

ラブソング

作者: 蒼山詩乃

夢のような世界

水中で魚が泳ぐように

今日もあたしの周りには

どこか違う風景が転がんでくる


ねえ

短い話をしよう

君のひねりにひねった

言葉遊びで

一人きりの話をしよう

もう届かないかもしれないけど


寂しいような悲しいような

孤独と一緒に遊んでいる姿

君はまだあたしを見てくれない

……密かに恋してる


言葉で表せられないような

感情を紡ぎあわせていても

言葉にしなければいけない

夜のベランダ、雨はまだ降り続け


今日もラブソングを歌おう

愛しているとか恋しているとか

そんなものどうだっていい

今は君のそばにいられるか

心配なだけ


魚を眺めている間に

浮かんでくる君の形をしたモノ

未だ底で止まっている私には

眩しすぎて暗いな


閉じ込めた本の世界

眼鏡の奥に潜む夢

隣にいても掴められない

……それでも恋してる


感情を込めた多彩な色彩で

君に似た色を共有したい

明日はまだ来ないけれど

苦しそうに笑う君を止めた


あたしが書いた下手くそな歌詞

君は、読んでくれるかな


言葉で表せられないような

感情を紡ぎあわせていても

言葉にしなければいけない

夜のベランダ、雨はまだ降り続け


短く呼吸を繰り返して

眠れない夜がきっと君に襲いかかる

それでもまだ、私を見てくれないけど

恋してる



じゃあね

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