表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏生詩集2

あおい象

作者: 夏生

やさしいの

あの青が

あの桃色が


ふんわりと

まるいまるい形


角がない

どこにもない


牙の先もまるくて

爪もまんまるで


やさしい色から

やさしい夢と

煌めく勇気を

紡ぎだした人が


ある日描いた象

紙から抜け出し

ふんわりまんまる

現れた


ふんわりと

まんまるなのに

包みこむちからがあった


言葉も夢も現も越えた

ひたすらのやさしさ

可愛らしさに

胸ときめいて


あおい象の上に

小鳥がとまっていた

穏やかな旅路の途中

だろうか

後ろ足一歩踏み出し

かけていた


どんなことがあっても

つんつんしないで

まるい気持ちで

一歩一歩進めばいいんだよ


吹き出してしまうほど

つぶらな瞳はしっかりと

前を見据えていた













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ