表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ

「あなたの幸せ、買い取ります」

 とある山のどこかにある深い森、その開けた場所にある木造建築の一軒家。その入口に、青地に白い文字でこんな看板が出ている。


「幸運販売代行店」


 いかにも胡散臭い名前である。


 もともと商売、というものは、人間の欲求から生まれるものであり、欲求を満たすことで対価を得るものである。

 例えば、レストランやスーパーというものは人間の食欲を満たすために、パチンコやゲームセンターといったものは楽しみたいといった欲求を満たすためにある。他にも、ホテルや旅館などの宿泊施設は遠出で寝床を求める欲求を満たすためにあるし、あるいは風俗店などは性的欲求を満たすためにある。

 直接的な欲求とは異なるものもある。たとえば占い師という職業は異質のような感じがするが、「自分の未来を知りたい」という人間の欲求に基づいている。

究極的に考えるならば、人間には「幸せになりたい」という欲求があって当然のはずだ。

 そういった発想から、この「幸運販売代理店」は作られたのである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ