1/2
心の闇
俺は…世界を壊した…
木も 水も 家族も 友人も この世界に生きる生命も この地球という星も…
ただ怖かったんだ…
逃げたかったんだ…
全てが壊れ何も無くなった
これで何も考えなくていい
これで何からも逃げなくていい
これで怖いこともない…
俺には両親がいない
俺がまだ幼い時に離婚した
その後に母に引き取られでもすぐに母の限界がきて施設に入れることになったらしい
だけど父方の婆ちゃんが俺を引き取らりここまで育ててもらった
だけど婆ちゃんは高二の冬に死んだ
心の支えの無くなった俺は深い闇に落ちた
これからどうすればいい?
考えているうちに気がついた
「この世界を壊せばいいんだ…」
自然と口元がつり上がった
そして俺は世界を壊した…