神

事故は運命

真の慈善家の事故死は

即ち神の事故である

神よ、否定するな

お前は民衆のその狂気の瞳に映る虚像にすぎない

みな自分を守るために

自分以外を信じていないくせに

何かにつけては神、神とほざく

そうしてそれから戦争が起き

赤ワインは瓶から零れ落ちていくのに

神は嘲笑っている

あの美しい容姿もて微笑している

民衆よ、それで良いのか？

暗いトンネルを抜け

そこには闇しかなくとも

一言、「神」などとは呟かないでくれ

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