4/12
かいだん
かいだんのために集められた13人
暗い和室で待つだけ
火は切れない袴姿のじいさん、せいねん、しょうねん。
ただ口から出でるのをまつ耳。
待っても待っても蝋燭の火はただ揺れるだけで
陰のもの、全員に身を捧げまいと、今から抜け出す
あーあ、捕まっちまったよ
だから言ったのにな、って何も言ってない。
ひたひたになった都の血を吸うだけで
なにか、こう、皮膚が溶けていくんだな。
はあ、早く始めろよ。
なあ、なあ、なあなあなあ!!!!
怒号が空中で蹴りをいれる
そのてには出刃。
かいだんを始めようかな、いい頃合いだ
焼けた肉をみて、なぜかそうつぶやくんだ
あのおとこ、いまはあそこに身を捧げたままだ。
まだ回ってる因習、葵に染まる日、まあ愛らしくない




