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アサコちゃんの怖い夜  作者: ♪西谷武♪の小説世界 ♫


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2/10

2.ふたりのアサコちゃん

 お母さんのあとについて二階に上がると、そこはいつもと変わらない、アサコちゃんの部屋がある二階でした。アサコちゃんがホッとしていると、お母さんはアサコちゃんの部屋のドアを開けて、こんなことを小声で言ったのです。

「ふふふ。アサコったら夢見て笑っているわ。きっと楽しい夢を見ているのね。起こしちゃ悪いわね」

 いったい、お母さんは何を言っているのでしょうか。アサコちゃんは思わず言いました。

「ねえ、お母さん。アサコならここにいるよ」

 ところが、またしてもお母さんは何も聞こえていないといった様子で、アサコちゃんのことを見向きもせずに一階へおりていってしまいます。アサコちゃんは大声でお母さんを呼びました。

「お母さん、聞こえているんでしょ。アサコはここにいるのよ」

 それでも、お母さんは一階へ行ってしまいました。アサコちゃんは不思議に思いながらも、自分の部屋に戻りました。もう一度、眠りなおそうと思ったからです。

 部屋に足をふみ入れたときです。アサコちゃんは驚いて短い悲鳴を上げました。

 なんと、そこにはもうひとり、アサコちゃんが寝ていたのです。そればかりか、さっきのお化けも寝ているアサコちゃんの枕もとで気味の悪い笑いを浮かべているではありませんか。

「いやだ、またお化けがいるわ」

 アサコちゃんは寝ているアサコちゃんをゆすって起こそうとします。

「起きて。寝ている場合じゃないわ。お化けがいるのよ」

「あら、アサコがいる。どういうこと」

 寝ていたアサコちゃんは驚きました。そしてお化けを見るやいなや、思わず布団から飛び起きました。

「きゃっ、お化けだわ」

「そうよ。早くここから逃げだしましょう」

 ふたりのアサコちゃんは一緒に一階へ逃げていきます。そのあとをお化けが追いかけてきます。

 それにしても、どうしてアサコちゃんはふたりになってしまったのでしょうか。ふたりになったアサコちゃんはお母さんのところへ逃げていきます。それをしつこくお化けが追ってくるのです。



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