赤鬼と酸っぱい恋
掲載日:2025/11/06
始まり。
放課後の静かな校舎。 青鬼は、最近赤鬼と仲が悪い。だから、赤鬼には会いたくなかった。
けれど、青鬼は見てしまった。赤鬼が、俺の学校の上履きをなめているところを。
俺は震えた。赤鬼は、俺のことをそんなに好きでいてくれたのかと。
俺は下駄箱のすぐそばに隠れて、その光景を見ていた。昇降口には誰もいない。話しかけるべきか?そんなことを考えていると、赤鬼がこちらを向いた。
赤鬼は泣いていた。なぜ?
「ずっと、好きでした」 赤鬼は俺の顔を見て言った。
「俺も好きです」 俺は、ついノリでそう言ってしまった。
赤鬼はきょとんとした顔をする。
「え?俺のことが好きなんだよね?」 俺は素直に聞いた。
「違うよww あなたの上履きが酸っぱくておいしくて、好きだったの」
「……」
変態やん。
終わり。




