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メディシン −命の叫びの代弁をする2人の作曲家−  作者: 浅野翔太(小説家&アイドル)
S1第三章 「少年の1人でのステージ」【純貴&Fluid視点】
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S1第三章 4話 「感情」

次の日 仮想世界 作業場



Fluid「DIVAさん、俺、テーマ思いつきました!」


DIVA「えっ!どんなテーマ?」

DIVAさんが驚きながら聴いてきた


Fluid「上手く伝えられるか、分からないですけど…」


DIVA「良いよ。一緒に形にしよう」


Fluid「ありがとうございます!」


「曲のテーマは…」


「“周りからの妬み嫉みに、心からの怒りで答える”がテーマです」



俺はテーマを発表した

DIVAさんの表情は、目を大きく見開いて、何かが腑に落ちた表情をしていた



DIVA「Fluid…!それいいよ!」


「このテーマで行こう!」


Fluid「えっ!ホントですかっ!?」



DIVA「うん。」


「もしこの曲が出来れば、俺自身の気持ちを、代弁する曲になるんだろうなって思ったから」


「曲が仕上がる未来が見えたから、このテーマで良いなって」


Fluid「そうなんですか…!」



DIVA「それじゃあ、早速、曲の方向性を決めよう」


Fluid「はいっ!」


そして俺らは、制作会議を始めた




制作会議中



会議の結果、曲調はロック調に、歌詞を攻撃的な方向性、サビでハモリを入れる事に決めた


だが、1つだけ頭を抱えていることがある



DIVA「MVどうしよう…」


俺達は、今回始めてMVを作ろうと思っている

今までは、サムネのフリー素材の画像に、歌詞のテキストを入れただけの、簡単に作れるMVだった


だけど、3曲目でMVを作りたいとDIVAさんが言って、MVのイメージを聞いたのだが…



DIVA「俺、絵が下手なんだよね…」


Fluid「俺も、絵が下手なんですよ…」


サムネのイラストを描いて、それに歌詞のテキストを入れたMVを作ろうとしたのだが、DIVAさんは自分は絵が下手だから、上手そうな俺に頼むつもりだったらしい


だけど、俺が絵が下手だと知ると、一気に頭を抱えていた



DIVA「絵師さんに頼むにも、お金がかかるんだよね…」


Fluid「うーん」



すると、俺の頭に急にアイディアが降ってきた

その瞬間、一気にテンションが上がった

DIVAさんは、心配そうな目つきで俺を見つめてきた


興奮が冷めないまま、DIVAさんにアイディアを言った



Fluid「DIVAさん!いっそ歌詞だけのMVにしてみればどうですか?」


DIVA「えっ!」


Fluid「シンプルで、目新しくて良いと思いますよ!」


DIVAさんは、ウンウン頷いた



DIVA「確かに」


「じゃあ、それで行こっか」


Fluid「ハイ!」


「よっし!頑張るぞー!」


DIVA「ふふっ。頑張ろうね」




作業中



何なんだろう…

俺は今、分からなくなっている


心からの怒りを、どう歌詞に落とし込もう…


俺は何に怒りを感じているんだろう


考えれば考えるほど、底なし沼に落ちてゆく



「周りからの妬み嫉み」って…、

確かに直接受けてるけど、その人達に言いたい言葉ってなんだ?


言いたいことは、薄っすら形が見える

だけどそれを、言葉にしよう


言葉が分からなければ、歌詞に落し込む事は難しくなる


でも、確かに感じているのは、「怒り」「悔しさ」だ



俺は、最初からステージに立っている訳じゃない


努力は報われない事が、報われた時より多い、だから悲しくて、どうしたら良いのか分からなくて、本当に前が見えない時もあった


それでもファンと家族と友達が応援してくれて、何とか続けてこれた


それを、「お前は良いよな」「才能があるからだよな」って言葉で、簡単に片付けて欲しくない



じゃあ、それを歌詞に書けばいいじゃないって言う話なのだが…


文章では書けるけど、歌詞となるとどうしても難しくなる


そのまま書いてメロディーと合わせれば、完全に違和感を感じる



DIVA「そろそろ終わろっか」


考えを巡らせていると、DIVAさんが作業時間の終わりを伝えた



Fluid「えっ…、もうそんな時間ですか?」


「まだ、1つも書けてない…」


DIVA「大丈夫だよ」


「そんな日もあるよ」


Fluid「DIVAさん〜ありがとうございます!」」


俺は、心のそこからDIVAさんに感謝を伝えた

いつもDIVAさんの優しさを受け取っているけど、今日は一段と身に染みた



そして、今日の作業は終了した


俺は歌詞を完成することが出来るのかな

次回 3月8日20時(再来週) 投稿予定

遅れてすみません


ここまで見てくださり、ありがとうございます!

良ければ感想をお待ちしています!

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