S1第二章 9話 「リハのみ」
明日テレビ エントランス
今日はMラボのリハーサルするだけの日だ
その為に明日テレビ(Mラボを放送しているテレビ局)に来ているのだが…
うわぁ〜!テレビ局って本当にデッカイな…
沢山の人が歩いてるし
こんな感じで、ソワソワして落ち着かない
健人「巧、不審者みたいだよ(笑)」
メンバー全員、ゲラゲラ笑った
透流「おい(笑)そんなこと言うなよ(笑)」
葉大「“おい、一般人が紛れ込んでるぞ!”って?」
いやいやいや!と総ツッコミを受けた葉大くん
透流「お前もテレビ局初めて来るだろ!(笑)」
ハハハ!と皆の笑い声がエントランス中に響いた
その時、受付で手続きを終えたマネージャーが、こっちに向かっていた
マネージャー「皆、受付済ませたから、楽屋に行くよ」
「荷物置いたらすぐに呼ばれるからね」
俺らはマネージャーについて行って楽屋に着いた
その道中にもMラボに出る、俺がはるか遠い存在だと思っていた、沢山のスタッフさんと、アーティストやボーイズグループの人とすれ違ったりした
これが芸能界か〜
スゴイな!
AD「CHAMPIONさん、リハ入ります」
荷物を置いて本当に直ぐに呼ばれた
「すぐに」って言われたけど、こんなに早いんだ…
ADさんに案内され、本番俺らがパフォーマンスするスタジオ入りした
AD「今日は本番なしで、リハのみになります」
「よろしくお願いします」
CHAMPION「お願いします!!」
俺らは番組冒頭に出番が来るので、最初にリハーサルする
だから、直ぐにリハーサルをすると思ったけど、10分ぐらい経った
AD「CHAMPIONさん、お願いします」
俺らが待っている間に、スタッフさん達が動き回って、色々確認をしていた
自分達のリハーサルが始まるまで、10分経ったのはこうゆう事だったんだ
AD「音の確認を始めます。立ち位置そのままで」
「音だけだから、カメラ目線とかしなくても良いよ」
CHAMPION「〜〜〜♫〜〜〜♪」
音リハが始まった
これは音声の調節をする為にするので、本気で歌ったり、フルで歌わなくてもいいそうだ
健人「〜〜〜〜〜〜♪♪〜〜!!!!!!」
なんか、フェイク入れてる人がいるんだけど
AD「今は音声の確認をしているだけだから、本気で歌わなくても良いよ」
健人「すみません!」
リーダーは焦りながら謝っていた
他のメンバーは笑いを堪えていた
リーダー本当に歌が上手いんだな
フェイク上手かったな
AD「Aメロをもう一度お願いします」
俺らが歌って、スタッフさんが確認をする
これを何回もした
この作業は曲を作るとき、歌を録音する時と同じ事をやっていて親近感が湧いた
AD「次、カメラリハいきます」
「立ち位置そのままでお願いします」
次はカメラの動きや、照明の確認、いつ誰か抜かれるかを確認する、カメラリハが始まった
今度は歌わずにフルで踊る
踊っている最中、センターだからカメラに抜かれる回数が一番高い
カメラを向けられても、緊張して顔が強張る
表情筋が完全に死んでいる
踊りきった後、ADさんからこう言われた
「表情をもう少し明るくしてみて」と
もう一回踊ったが、「なんか微妙…」っていう表情をされてしまった
その後3回踊って、リハーサルは終わった
と言っても、直ぐに帰るわけじゃない
他の出演者のリハーサルが終わるまで帰っちゃダメだ
他のボーイズグループの人達は、カメラを向けられたら表情を簡単に作れてスゴイと思う
それと、歌とダンスを両立出来るのはスゴイ
だから迫力があるんだろう
見ている内にあっという間に時間が過ぎて、全ての出演者のリハーサルが終了した
「ありがとうございました」と言い、楽屋に荷物を持って帰ろうとする時に、誰かに「中条くん」と呼ばれた
振り返ると、俺らをスタジオに案内をしたり、全体の指示をしていたADさんに呼び止められた
AD「中条くん、お疲れ様でした」
巧「お疲れ様でしたっ!」
急な名前呼びと、「お疲れ様」と言われて思考がショートした
AD「音リハの時、だれよりも声が通ってて良かったよ」
「中条くん、あと表情をもっと柔らかくすれば映えるよ」
「本番頑張ってね」
俺の言葉を聞いて、満面の笑顔で立ち去った
皆は先にエントランスで待っている
だから、急いで皆の元に向かった
叶人「遅かったね」
透流「巧!どこに行ってたんだよ!」
葉大「また、忘れ物取りに行ってたのかよ」
健人「マジで、何やってたの?」
4人が俺を見るなり言い放った
「スタッフさんと話してたから」と言えなくなるくらいの迫力があった
その様子を見たマネージャーさんが「皆、車に乗るよ」と言った
これ以上、事を大きくさせないようにするためだろう
俺らは車に乗った
家の送迎をされる為だ
その道中でリーダーが、全員家に帰ったらメッセージで反省会をしようと提案した
勿論、全員了承した
その後色々雑談をして、他のメンバーが全員、家に送られて俺一人になって、運転手のマネージャーさんと俺と2人っきりになった時の事
マネージャー「テレビ局を出る時、ADさんの人に褒められてたよね」
巧「え!なんでわかったんですか?」
マネージャー「楽屋に荷物を取りに行くときは全員いたのに、エントランスに行く時に、中条くんだけが居なかったから、そうだろうと思って」
「楽屋の前で中条くんだけ呼び止められたんでしょ」
「だから、褒められてるんだろうなって思ったんだ」
凄く鋭い人だ…
マネージャー「実際、自分もそう思ったし」
「歌の時、1番声通ってたし。大きすぎず小さすぎずって感じで」
巧「ありがとうございます!」
マネージャー「この話、2人だけの秘密だよ」
巧「はいっ!」
マネージャーとの話しが終わるタイミングで、丁度自宅に着いた
巧「ありがとうございました!」
お礼を言って、自宅のドアを開けた
手を洗って、うがいして、自室に直行した
ベットに寝そべり、メッセージを開いて「CHAMPION」のグループメッセージを開いて、反省会モードに移行した
「今、戻りました」とメッセージを送った
裕「おかえり」
健人「それじゃあ、全員揃ったから反省会しよう」
「反省したい所ある人いない?」
巧「俺の表情が固かったです」
愛斗「確かに、俺も横だったから見たけれど、巧の表情固かったよ」
健人「俺も自分で表情が固いなって思ったから、皆気をつけよう」
その後、反省会に出てきた内容は、
☆リーダーのフェイク
☆音リハの時、愛斗くんがOK出てるのに歌い続けた
☆葉大くんが自分たちのリハが終わって、ゆっくりしても良いと勘違いして、スマホをイジっていた
☆全員オドオドしすぎ
こうして挙げていって反省して、皆が眠くなり始めた頃に、お開きになった
来週は本番だ、考えるだけでお腹が痛くなる
ちゃんと出来るかな?
次回 1月18日20時 投稿予定
遅れてすみません
ここまで見て下さり、ありがとうございます
良ければ感想をお待ちしています!
【お知らせ】
「プリ小説」のメディシンの連載を「シーズン1の第二章・完結」もって終了させていただきます。
今後は、引き続き「小説家になろう」と新しく「カクヨム」へ連載します。
今後も、メディシンの応援をよろしくお願いします。




