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メディシン −命の叫びの代弁をする2人の作曲家−  作者: 浅野翔太(小説家&アイドル)
S1第二章 「STARMAKER Trainee Project」 【巧&DIVA視点】
20/31

S1第二章 7話 「やってやるけど」

…やっぱり気にしてしまう。



レッスン室 レッスン後の練習前


「今は受け入れられない人も、いつか認められるセンターになる」そう決意した


だけど昨夜エゴサした時も今も、受け入れられない人達の気持ちも理解できる


実力不足の歴が浅い最年少が、長年練習生をやっている先輩差し置いて、センターになってしまったからだ


結局、考えが振り出しに戻ってしまう


今日は何もする気が起きない

Mラボまであと数週間なのに、この状態でどうしよう…



巧「あ~~~!」

大きな声を出して力を抜いて、大の字でレッスン室の床に寝っ転がった


健人「巧!どうした、寝っ転がって(笑)」


巧「疲れたー、って思って」


叶太「そうだよな!今日のレッスンハードだったもんな!」


健人「そんなんじゃ、Mラボに出られないぞ(笑)」


巧「ハハッ、そうですね(笑)」


そうだ、この後練習だった

ちゃんと出来る気がしない


愛斗「そういえば、あと3週間だったよね。Mラボ」


透流「えっ!もう3週間!?」


健人「俺らが結成された時は、めちゃくちゃ後の出来事だと思ってたのに、時間が経つのってあっという間だな」


裕「そうだね」


あと3週間か…

パフォマンス後には、「CHAMPION」と「中条巧」への批判がもっと増えるだろう


なんで時間が経つの?

このまま、止まればいいのに


そう強く想っても、時間は一生止まらない

休憩時間が過ぎていき、講師の人がレッスン室に入ってきた




練習後 レッスン室


健人「ちょっと集まって」


全員、着替えて帰ろうとした時にリーダーに招集を受けた


健人「これを見てほしい」


リーダーがスマホを取り出して、SNSのコメントのスクショを切り取った、スクラッチみたいなものを皆に見せた


コメントを全部読むと、CHAMPIONに対する批判的な意見ばかりだった


裕「健人これって…」


健人「俺らに対する批判的な意見です」


叶太「こんなにあるんだ…」


皆、黙ってしまった

その沈黙を破るようにリーダーは言った


健人「こうゆう批判的な意見をひっくり返す為に、Mラボ頑張りましょう!」


透流「そうだね!ぜったいに見返そう!」


叶太「誰よりも輝いてやろうぜ!」


愛斗「ギャフンって言わせようぜ!」


裕「やってやろう!」


葉大「そうゆう『冷笑系コメント』って沢山ついたもん勝ちだからな。それだけ期待されてるってことだから」


巧「頑張ろうね」


そうやって各々、熱量を高めてCHAMPIONとしての結束が強くなっていた




中条家 自室


はあ、疲れた


家に帰って、ベットに直行して寝っ転がった


皆で「やってやろう」って言い合っても

なんでこんなにモヤモヤするんだろう


俺らが頑張っても、人は簡単には変わらない

本当に消えてほしいって思っている人もいる


そんな考えを持つ人を、俺らが頑張ったところで変わるかな…


メンバーの前では、あんな調子が良いことを言って、誰にも見られない場所で1人になったら、こんなに落ち込む自分が嫌だ



なんで俺が選ばれてんだろうな

センターに相応しい人なんて、俺の他に沢山いる

ジュンとか、キラキラしている人にセンターを任せれば良かったんだ


なのに社長が選んだのは俺

メンバーの選出には100%社長が決めたらしい


社長は俺に何を見出したんだろう



スマホの画面が突然光って、メッセージの通知が届いていた


純貴「明日、校外学習で早く寝たいので、今日作業場にいけません…すみません!」


とメッセージが来ていた


巧「わかった。おやすみなさい」

とメッセージを返した


巧「今日、Fluid来ないんだ…」

「今日、作業場に行こうかな」

何故か、無性に1人で作業したくなった


俺は仮想世界の作業場に行った



仮想世界 作業場


〜〜〜♪〜〜♫

DIVA「…」


パソコンから流れる音色とは反対に、DIVAは静かに音色を作っていた


今のDIVAには、批判的な意見、突然与えられた自分の立場への疑問に、心を支配されているところではなかった


心は今、目の前の音楽制作に集中するために働いていた


DIVA「ここは、低くして…」


DIVAにとって音楽は、心の支えだった

今も昔も、嫌な事や悩んでいることがあれば、ひたすらに歌や作曲に打ち込んでいた


そうやって作られた音楽は誰かに届いて、心の支えになるだろう


DIVAにとっても、Fluidにとっても、これほど幸せなことはないだろう


DIVAはずっと作業している


時間が経ち、気がついたら現実世界では早朝という時間帯になっていた


これもDIVAあるあるだ




翌日 レッスン室 レッスン直前


はぁ…ギリギリセーフだ!


現実世界から帰った後、そのまま眠って起きたら、電車が来る1時間前だった


またやってしまった…

次回 12月28日20時投稿予定

基本 毎週日曜日20時投稿


今年の本編の投稿は次回でラストです!!


ここまで見て下さりありがとうございます!

良ければ、感想お待ちしています!

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