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メディシン −命の叫びの代弁をする2人の作曲家−  作者: 浅野翔太(小説家&アイドル)
S1第二章 「STARMAKER Trainee Project」 【巧&DIVA視点】
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S1第二章 3話 「初投稿の結果」

仮想世界 メディシン 作業部屋


巧「…」

先に着いた俺は、床に座ってぼーっとしていた


何も考えない

いや、何も考えたくないかもしれない



「お前にセンターを張れるほどの実力があるとは思えない」


「お前がセンターで、CHAMPIONが勝ち抜けるとは思えない」


「正直、なんでセンターになったのか分からないよ」



そんなの自分でも自覚してる

だけどグループのリーダーから言われると、「自分は本当に究極にダメな奴」なんだとレッテルを貼られたんだと思ってしまう


「思ってしまう」ではなくて事実だが


何故かこうゆう時は自分の意思なく、ぼーっとしてしまう

これ以上考えれば、俺自身が壊れてしまうから本能的にそれを避ける為に、今のような状態になっているのだろう


純貴は学校の宿題が、思ったより難しくて終わらないらしいから、少し遅れるらしい



純貴は芸能活動と学業を両立して頑張っている

それに比べて俺は、自分が思ってた事を指摘されただけで、落ち込んでしまって何も出来なくなる


純貴は頑張っているのに、先輩の俺が頑張らなくてどうするんだ


俺は立ち上がり鏡の前に立って、ダンスの練習を始める


メンバーに指摘された所、振り付け師さんに指摘された所を何度も繰り返して、身に染み込ませた


そして俺は純貴が来るまで、同じ所をひたすら繰り返した




時間を忘れ練習に打ち込んでいたが、気がついたら純貴が来たので慌てて止めた

ちょっと見られたが、本人は「レッスンの振り返りをしていた」と思われて、なんとかバレずに済んだ


ちょっと雑談した後にエリシアに切り替えて、1ヶ月前に初めて投稿した曲について、今話している


Fluid「初投稿曲が1ヶ月で22回か…」

「これって凄い?」


DIVA「うん、初投稿では普通にある数字らしいよ」

「これから継続して投稿すれば、きっと多くの人に俺たちの曲が届くよ」


Fluid「良かった…」

「よしっ!頑張るぞ!」


そう言い、拳を天高く掲げた


それを俺はそれを見て、微笑ましい気持ちになった

そして、「この笑顔を見続けるために頑張るぞ!」とも思った


DIVA「それじゃあ、今日は新曲の構想を練ろう」


Fluid「はい!」



俺は、最近起きた出来事を通して思ったことを、次の曲のテーマにしようと考えた


DIVA「新曲のテーマは“夢が叶った苦しみ”が良いと思うんだ」


Fluid「夢が叶った苦しみ?」



DIVA「夢が叶ったとしても、上手くいかない事があるって思ったんだ」


「夢が叶ったは良いものの、自分の実力が夢に追いついていなかったり」


「…人間関係で上手くいかなかったりとか」


俺が喋っている間も、Fluidは頷いて真剣に聞いていた



Fluid「俺も、それ分かります」

「夢が叶って好きな事をやっても、上手く行かなくて“本当に向いているのかな…”って」


DIVA「それを曲にしたいんだ。命の要素はないけど」


Fluid「大丈夫です!歌詞は俺に任せてください!」

「全体の事はDIVAさん次第ですけど」


DIVA「大丈夫かな…俺で」


Fluid「どうしたんですか!DIVAさんなら大丈夫ですよ!」

Fluidは自信をなくしていた俺を励ました


DIVA「ありがとう…」




それからはイメージを共有して、お互い作業に移った

しばらく作業をしていたら、Fluidに話しかけられた


Fluid「DIVAさん、最近何かあったんですか?」

それを聞き、ビックと心が動いた


Fluid「急に夢が叶えば…、って言ったり」

「もしかして、最近やりたかったことが出来たんですか?」


そう聞かれ、率直に自分の悩みを言った



DIVA「最近さ、自分の歌ってどうなんだろうって思っちゃって」


「メディシンの曲って俺らで歌うじゃん」


「MIXしている時に、“俺ってFluidの歌の実力に釣り合ってないな”って思うんだ」


「Fluidと作曲活動したいって言う夢を叶えたけど、曲は良くても、歌が良くなかったら聴いてもらえないっていう気がして…」



Fluid「確かに、良い曲には良い歌手が必要だと思いますけど」

「DIVAさんは、自分が思ってるより歌が上手いと思います」


DIVA「えっ、そう?」



Fluid「はい」


「表現力もそうですが、歌声が素敵です」


「明るく真っ直ぐ伝わる歌声で」


「だから、DIVAさんはもっと自信持ってください」

Fluidは真剣な眼差しでそう言い切った



DIVA「ありがとう、Fluid」

俺は涙が出ることはない、だけど目頭が熱くなった


Fluid「それじゃあ、作業再開しましょうか!」


そして、俺らはまた作業に戻った

色々あったけどFluidに救われた



傷ついた心を優しく包まれた暖かさのまま、頭の中のメロディーをパソコンで音を打ち込み続ける

次回11月30日20時 投稿予定

投稿が遅れてすみません


最後まで見てくださり、ありがとうございます

良ければ感想をお待ちしています!

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