トライアングルは太い線
食べ放題、飲み放題。
そんな売りを声高にして、自分達の商品を提供するであろう。
なら10人で行こうじゃないか、こっちは15人でやってやる。
お客様達は、店の事などを不安に思わずやってくる。
しかし、店側だって、多少の大食い、早食いが現れようと儲けにできる公算があってのサービスだ。
「ごちそうさん」
「また来るよー」
「ありがとうございました」
美味しい満足感。みんなで楽しんだご馳走。思っていたより抑えられた食費で、お財布にも助かる。
お客もお店も、……彼等以外にだって、製造者達も有り難い。そーいう良好な三角関係。
良いサービス・良いお客様・良い提供者。
そんな関係にヒビを入れるのは、……せめて、看板ぐらいは見て欲しいというレベルではない。なんかの思考を持ってる人。
食べ放題・飲み放題。
そんなサービスをやるお店にとって、大損害を喰らう事はなんだろうな?
◇ ◇
再配達をなるべく減らそう。
お客様に受け取ってもらいやすいようにしよう。
送料を抑えて、届いたかどうか、発送状況はどうかを伝えられるようにしよう。
「じゃあ、これで如何?”ネコポス便”」
その中で生まれたサービスの1つ。”ネコポス便”がある。
これの特徴を言うと、商品をポスト投函してくれるサービスであり、発送状況やお値段などは非常にお安くて、手軽なものだ。
そして、その手軽さには、
”ご利用される方々が、一般的な事を想定している”
それが大前提のサービスである。
……作者は別にそこに勤めないんだけど、そーいうサービスである。
つまり、このサービスで破損・汚損・盗難・……紛失というレベルなら、多少は付き合うものだが、それの限度はさすがに決まっている。
自分も、こーいうお客様……じゃねぇ奴を相手にするのは面倒なのだ。
「スーパーに行って、段ボールでももらって来たらどうですか?」
直球で言い返す配達員もいる。
だが、電話するお客様はそーいう”解決”をまるで望んでいない。
経緯から話すと、
1.
ウチがポストに無理矢理投函してる(中身は無事だから弁償とか言われても、外装がちょっと破けてるだけだから、対応する気ない)。もうお前等は使わない。クロネコにする。
2.
クロネコさんがポストに投函した。ポストからはみ出てるから、お前等のサービスはどうなってる。
3.
しょうがねぇから不在票を入れた(お互い)。……不在票に気付かなくて、商品が戻ってしまった。どーしてくれる。こんないい加減な不完全サービスなんか提供するな。
……そんな感じで、まぁ。
「知らないわよ」
俺達じゃ対処できねぇーよって、ツッコミである。ここの家のポストが小さいのもあるから、段ボールでも貰って来て、玄関前に置いてこちらに入れるようにとアドバイスをしたら、『そんな汚ぇモンに入れるか!!』、『お前の住んでるボロアパートより段ボールの方がマシだ、ボケ』。
あーあ、イライラしてるからって、本音を言っちゃいかんですよ。火の玉ストレート投げるなよ。
「こーいう馬鹿と会話するだけムダなのよ」
「黒井らしいな。もっともだ」
ネコポス便は、
”ポストに入るのならば、外から盗られてもいいくらいにはみ出ても、配達をした”
と見なすことが非常に多い。
これがとても有難いと感じるお客様の方が多くいるであろう。しかし、少数ながら不快に感じたり、汚損・破損を心配するお客様だっている。
だから、明確に言う。
「汚損・破損を心配するなら、ちゃんとした”サービス”を使って頂戴。そーよね、あんたのところだって。ね、山口」
「まーなー。教育もちゃんとするがな……」
「送料はケチりたい。配送方法は楽にしたい。ちゃんと商品を届けて欲しい!?全部を、会社に求めないで欲しいわ!」
ぷんぷんする、黒井さん。今後の物流をどうするかで、……。とりあえず、配達員の負担を軽減し、送料のコストカットを図る上で、ネコポス便のシステムは非常に有効である。
システムの範囲内でのトラブルを対応するまでの、料金はしっかりともらっているのだが
「そもそもね!ポストが小さいなら箱を用意しろや!!なんで学習しないの!?なんで、こーいう奴等って俺が悪くねぇみたいな面してんの!?関わりたくないから、他を利用しろ!他のお客様に迷惑なのよ!!料金上げたくないのよ!」
「……日曜午前の再配達の時に、寝てる連中から来る『在宅不在だー』ぐらいのモンだよな。最近は、そーいう案件は減ってるけどな」
作者は会社が違うが。ネコポス便で送ってもらう場合は、ポストを大きくするか、玄関前に置きやすいように段ボールでもいいからご用意してくれると、彼等は結構助かります(置き配OKなど、書いてね)。
ところで
「あー……山口。あんた等がこーいう馬鹿を相手にしてなさい!!」
「俺達だって嫌だよ!でもな、差出人はこーいう馬鹿がお客様だとは、知らないのが大半だから」
勤めないのになんでこんな話を書いたかというと、同時に喰らったからである。
クロネコさん、ご苦労様です。
ここのお客様のお相手は、今後もお任せします。え?嫌だ?って感じであった。
3番目で終わった話ではなかった。
「こんな奴等を相手にしないならね!あたし達は、全体の送料を安くできるんだから!面倒なのは、お前等がやれ!お前んところは、送料がウチより高いんだから真面目に相手をしろ!!送料分の仕事してないでしょ!」
「俺達だってお断りだよ、黒井。送料分の仕事もしてるぞ、部下に還元してねぇだけだ。お前等こそずりーぞ。良いお客様だけにサービスをして、面倒なのは”他所の業者を使え”って、……言えるのがズルだ」
「そーいう奴は他所のお店に任せた方がこっちの利益になるし、あんた等の評判が落ちるからね!!はははっ」
「性格、悪いな。お前ー……昔から」
4.お客様は何を思ったのか、無理矢理ポストに入れるのなら、ポストを塞げばいいじゃない!って考えたらしく、ポストの全てをテープで密封した。
しかし、今後はクロネコさん達は、引っ越したのかと勘違いして、商品を配達不能で返しちゃいました。
だから、大激怒なんだとさ。
チャンチャン
知るかよ、馬鹿。
ネコポス以外もですが、”通常のポスト”なら投函できるサイズを想定しています。
ネコポスは”はみ出しも込み”でのサービスなので、雨が降ってる時でも商品がはみ出てる場合もございます。(ただ、ウチの地域のクロネコさん達は雨の日でもちゃんと1つの商品ごとに、ビニールを入れて投函されているので、雨濡れの心配も抑えてると思います)
それらが不快と感じる場合は、サービスについてのクレームを入れられても、難しいと思います。お客様がポストを買い替える。置き配用の段ボールを用意する。配送方法を変える。といった方法にするのが、解決になるんじゃないかと思います。
不在票を入れれば良いって意見もあるかと思いますが、……この手の場合、”入るだろうが”っていう、逆のクレームも発生するので、匙加減が難しいため統一ルールに沿った配達方法をとってると思います。依怙贔屓みたいなのが、し辛い。
ルールに影響するクレームを挙げる場合は、他の会社を利用するなり、探すなりしてくださいで、話しをされるかと思います……。