『詩星』【詩】【5500編目】
詩星
銀河に煌めく数多の言葉
心は宇宙の果て無き闇
新星の爆発で創作を閃き
恒星の輝きで寂漠を悟り
惑星の軌道に詩想を巡らせた
独り寂しく漂うままに
辿り着けない光を求めて
孤独を慰める詩を呟く
闇が恐怖か安らぎか分からぬまま
星系に囚われて宇宙を模倣し
新たな宇宙を創造していく
辿り着けない星々が
誰かの心の輝きならば
それを詠んで描けばいいのか
闇は何処までも広がっていて
星は幾億も輝いている
私の中の別の宇宙が
何処かの宇宙と重なり合っても
星は無限に生み出され
全ては私が感じたままの世界でしかない