キャラクター紹介②
おさらいも兼ねて。
◆バーカーウェン
【バルーガ】
シュノーブから帰省した一級騎士。魔法騎士オリキスの素性を未だ知らず、振り回され続けている可哀想な青年。
顔はじゃがいもっぽく、手は無骨。骨太で体はやや重め。
戦闘や探索に関してはリーダーに向いている。
将来は地元バーカーウェンに戻って、親孝行をしようと考え中。
オリキスの言動に不信感を抱いたあとは距離を少しとるようになったが、バルーガなりに彼の本音を知ろうと努めている。
【ギーヴル&テレース】
エリカの両親。
暗躍する世界の味方・翼竜を名乗る夫妻。
奸計貴族の国ロアナに仕えていた間者。
国によって名前を使い分けるので、どれが実名だったのか知っている者は極一部。
シュノーブへ潜入した際、ギーヴルは「マウロフ」、テレースは「ヒューイ」と名を騙り、織人のヴレイブリオン・ヤシュが持つ光のチカラを無理やり剥がして死へ追い遣った。
翼竜が機密情報になっている理由は、各国で人々の暮らしを豊かにする手助けもしていたからである。
織人に屈して甘い汁を啜っていた上層の多くは反発を喰らうことを恐れ、事件が片付いたあとも翼竜の罪を公にせず、何もなかったかのように口を閉ざした。
・夫ギーヴルはゲテモノ料理を作って食べるのが大好きで、妻テレースに再三注意されている。
・バーカーウェンを離れているあいだ、一年に一回は娘のエリカ宛に手紙を送っていた。
【アーディン】
本名サイモン・ピエルティア。エリカの父親ギーヴルの友人。
元、魔法軍事国家アイネスの研究者。
バーカーウェンに移住後はヒノエ新聞局を作り、島民たちを補助する何でも屋稼業も始めた。
恋人を作らない主義だと周囲に言ってあるが、実は妻子を捨てて国外逃亡した訳あり男。
場を和ごましたり皆を楽しませようと、敢えてふざけたことを言うときも。
【ミヤ】
本名シルリア。魔術師の一族アンシュタットの一員で、長とは遠縁にあたる。
任務を受けてバーカーウェンに移住(というよりは潜入)。アーディンに想いを寄せ、エリカを我が子のように可愛がっている。
【紹介人】
イ国から派遣された役人で、バーカーウェンの管理人。島の長ではない。
【オットリー】
バーカーウェンの牧場主。
名前の印象とは正反対の性格。
◆シュノーブ
【ヴレイブリオン】
織人の一員であり国王。シュノーブを治めてきた王族、ヤシュ家の生まれ。
【クリストュル】
オリキスの本名。ヴレイブリオンの息子で長男。
弟のサラと婚約者のリラが持つ十二糸の呪いを切るために、まずは最低条件の魔法騎士となり、難易度の高い魔術技師と呪文刑吏の資格を取得して勉強や実験に励んだが、深みにハマろうとする姿を見た臣下たちが心配し、止めた。
その後、十二糸の一員から「バーカーウェンに住んでいる翼竜の子、アルデバランの娘を頼ればいい」と言われ、自ら赴くことを決断。クリストュルは臣下の反対を押し切った。
当初は、父親の仇である翼竜への復讐心から、アルデバランの娘を利用したあと、または思い通りに動いてくれなかったり反発された場合、女であることを後悔させて亡き者にしてやりたいと考えていた。
しかし、エリカという人物を知れば知るほど、仲間として、弟子として可愛いく感じるようになり、いまでは身も心も欲しくなっている。
【サラ】
クリストュルの弟で、第二王子。
短気な性格。ブラコン。
【リラ】
クリストュルとサラの幼馴染み。
翼竜に唆されて呪いを継承。光術の使い手となって、シュノーブの猛吹雪を抑えることに成功した。
クリストュルとの婚約は認められたが、呪いを理由に重臣たちから結婚を承認されていない。
◆アンシュタット
【『彼女』】
魔法軍事国家アイネスを拠点にしている魔術師の一族、アンシュタットの長。
学問栄冠都市ウォンゴットを植民地化し、隣国のアルバネヒトを内側から崩したキレ者。
十二糸の一員。