第三百九十一話『おまんまにありつけたのにゃん』
第三百九十一話『おまんまにありつけたのにゃん』
《にゃにはともあれ、ありがたくいたにゃいてますのにゃん》
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「んでね。
みるみる間に、
心の底から、
怒りがこみ上げてきてさ。
判るかなぁ。
こう、お顔が、
引きつっていく感じよ。
んでもって、
とうとうのとうとう、
まるで」
『一気に爆発』
「でもするかのように、
ほら、
来るのわん、来るのわん、
……来たあっ!」
《『おのれぇっ!』に続く言葉をこれほど待たされるにゃんて》
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『悪魔めぇっ!』
「って、どぉ?
アタシの予想どおり、
自覚もないままに、
お口から、
あたかも噴火のごとく、
吐き出されちゃったのわん。
……ああでもぉ。
なぁんとなぁく、
物足りないかなぁ。
んなら」
『こんなもんで良かったら、
オマケにぃ』
「なぁんて」
『なけなしの善意』
「によって生まれた、
そりゃあもう、
たぁっぷりのぷり、
なサービスでもって」
《まにゃあるのにゃん?》
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『ちっくしょう!』
「って」
『地団駄踏んで』
「くやしがったからには、
これが最後の仕上げとばかりに」
《んもう。しつっこいのにゃん》
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『まんま』
「といっぱい食わされたのわぁん!」
《言葉一つ一つに含まれる思いを大切にするミーにゃんにゃ》
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「なもんで、
仕返し、とばかりに」
ぎゅっ。ぎゅっ。
「って心をこめて、
にぎって」
ぽいっ。
「とミアンに手渡したのは、
まぎれもなく」
『かつおぶし入りのおにぎり』
「なのわぁん」
《『まんま』と食わされたもんで、『ネコまんま』にゃん?》
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「ごほっごほっ」
むしゃむしゃ。むしゃむしゃ。
《棚からボタモチ、と味と幸せをかみしめて、つづくのにゃん》




