第三百八十三話『ミリアにゃんの「教え」にゃん』
第三百八十三話『ミリアにゃんの「教え」にゃん』
《ありがたく拝聴するのにゃん》
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「いいですか?
たとえ、
天地が引っくり返るくらい、
なにがどうなったって、
向こうの教えなんかに」
『めらめら、
と闘志を燃やして』
「などという、
低レベルな対抗意識が、
愛の化身たる私、
ミリアに、
起きようはずもありません。
ありませんけど、
ひょっとして、
ひょっとすると」
『おしゃべり』
「が似かよったものに、
くらいの」
『ほんのささやかな事故』
「であれば、
なくもないかなぁ、
……とかなんとか、
私ならではの」
『百歩ゆずって』
「のおしとやかさから、
考えないまでもありませんが、
しかしながら、
それと対抗意識とは、
似て非なる、
まったくの別物でありまして」
『とんだぬれぎぬ』
「なんて着せられるのは、
まっぴらごめん、と」
《いいから、さっさ、と『教え』とやらをしゃべってにゃん》
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「いいんですか?
しゃべっても。
誰に対しても」
『後悔しない』
「と誓える覚悟がありますか?」
「にゃあ、ミリアにゃん。
誰かがいいましたのにゃん」
『「愛」とは、
決して後悔しないこと』
「とにゃ」
『はっ!』
「判りました。ミアンさん。
この命に代えても必ず」
「んにゃ」
《いよいよミリアにゃんの『教え』が始まるのにゃん》
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「誰の心にも、ですね」
『やさしげな女神さま』
「が、
潜んでいらっしゃるのですよ。
もちろん、
ミーナさん、あなたにも」
「ふぅぅん」
《またしてもミーにゃんのアタマに変にゃ知識が》
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「——ふぅぅむ。
一部を除いては、
『魔女にゃんのまんま』
にゃのにゃけれども。
早合点、
ということもあるもんで、
一応、
聴いてみるのにゃん——
にゃあ。
あれにゃけ?」
「はい。
あれだけですけど」
『なにか?』
「と仕返し気味に、
聴かれてもにゃあ」
《ミーにゃんの反応が心配にゃもんで、つづくのにゃん》




