第三百八話『お墓参りにゃん』
第三百八話『お墓参りにゃん』
《にゃあんか柄にもにゃく殊勝にゃ気持ちににゃるのにゃん》
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『故人のご冥福を、
心から、お祈り申しあげます』
のっしのっし。のっしのっし。
「ふぅぅん。葬式とはにゃあ」
のっしのっし。のっしのっし。
《さてと、そろそろ古巣とも、おさらばしようにゃん》
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「たにゃ今ぁ」
「お帰りなさい、ミアンちゃん」
「お帰りぃ……っていうか、
ミアン、遅いのわん」
「にゃん?」
「せぇっかくのかく、
に果物園で、
今が」
『旬』
「の木の実を、
たぁんと取ってきた、
っていうのに」
『なぁんとしたって、
おやつまでには、
間に合わせるのわん」
「なぁんて、
必死こいて、
運んだっていうのに。
こぉんなにも、
ゆぅっくりのくり、
と帰ってくるなんて。
んもう。
どうしようもないったら、
ありゃしないのわん。
これがホントの、
あきれてモノも」
ぷうううっっ。
「いえにゃくにゃって、
しまったのにゃん」
「ミーナちゃんったら、
そんなに怒らなくても。
ほらほら。
ほっぺが」
『まだまだぁ。
んなもんじゃ、
アタシの気持ちが、
収まらないのわぁん』
「って訴えんばかりに、
ふくらんできて」
ぷうううっっ。
「すっごいのにゃん。
お顔が完全に、
埋まってしまったのにゃん」
「んぐぅ。んぐぅ」
「あらあら。
今度は、
翅を、
……じゃないわね。
手足を、
ぱたぱた、ぱたぱた、
させ始めたわ。
ふふっ。かわいい。
一体なにが始まるのかしら」
《にゃんにゃのかの答えはモチ、つづくのにゃん》




