第三百七十二話『不思議にゃ縁(えにし)にゃん』
第三百七十二話『不思議にゃ縁にゃん』
《にゃあんせ、『笑い』が、きっかけ、にゃもん》
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『タイトルについて、
念には念を入れて、
注意しておくのにゃん』
「あんにゃかの」
『縁』
「っていうのはにゃ」
『えにし』
「にゃん」
『タニシ』
「じゃにゃいのにゃん。
にゃもんで、
くれぐれも、
間違えにゃいでにゃ」
もぐもぐもぐ。
「こらこら。
冒頭から、
なに食べてるのわん?」
《んにゃことよりにゃ。お話の続きを始めるのにゃん》
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「思わず」
『ぷっ!』
「と吹き出しちゃったせい?
んれとも、
あとの高笑い」
『きゃはは』
「のせい?
んれとも、
おしゃべりのとちゅうで、
ガマンしきれずに飛び出した、
ごくささやかな笑い」
『ふふっ』
「のせい?
——んれとも、
ミアンの失礼極まる笑い、
『ぶふふっ』
のせい?
……なぁんて、
続けたかったなぁ。
アタシ的に、
本命と目されるのは、
むしろ、こっちなんだけどね。
残念ながら、というか、
くやしいながら、というか、
あの笑い声は、
『内緒レベルの小声』
だったもんで、
責任をなすりつけようにも、
なすりつけられず、
『パス』
とせざるを得ないのが、
悲しいかな、実情なのわん——
いずれが理由なのかは、
さぁっぱりのぱり、
なんだけど、
とにもかくにも、
アタシの笑いが、
引き金になったみたいね」
『あいつ』
「が、おっかない形相で、
ぱたぱたぱたぱた、
うるさく翅を動かして、
こっちへ、
と向かってくるのわん」
『ううんとぉ。
一体どうしたら?』
「って、
なやむヒマがあったら」
《どうするのにゃん? モチ、つづくのにゃん》




