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第三百六十九話『残りもんには福があるのにゃん』

 第三百六十九話『残りもんには福があるのにゃん』


《にゃもんでウチも福福ふくふくしいとかいわれるのにゃん?》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「ア、ア、アタシ?

 アタシはダメなのわん。

 まったくもって、

 どうしようもないほど、

 ミアンの考えた」


『お芝居』


「になんて向かないのわん」

「でもにゃ。

 主役にゃんよ」

「なおさら、なのわん」

「んにゃ頭ごにゃしに、

 いわにゃくたって。

 挑んでみたら、けっこう」


『自分の、

 意外にゃる一面を見つけた』


「にゃあんて発見もにゃいとは」

「ないない。

 あってたまるかなのわん」

「とケンカごし、

 にいわれてもにゃあ」

「なもんで、

 こうやって話し合うのも、

 ムダムダ。

 モチ、

 ムダもイヤなもんで」


『今から、

 さっそうと遊びに、

 行ってきますのわぁん』


 ぱたぱたぱた。


「はあぁ。

 ——とにゃ。

 ここでため息をつかずに、

 いつ、つくのにゃん?

 と考え込むくらいの、

 ため息にゃん——

 ミーにゃんまでも、

 とはにゃあ。

 しょうがにゃい。

 んにゃら、

 このお芝居は、

 あえにゃく断念……いや。

 待つのにゃ。

 もひとり、いたのにゃん。

 しかもにゃ。

 このお芝居に、

 ぴぃったりのたり、

 にゃ感じのお方が」


『きゃあああぁっ!』


「おや?」


『絹を裂くようにゃ、

 女の子の悲鳴』


「かどうかは別としてにゃ。

 どこからともにゃく」


丑三うしみつ時』


「にでも聞こえてきそうにゃ、

 呪われたようにゃ叫びが。

 ……と思ったのも、つかの間」


 びゅううぅぅん!


「誰かと思えば、

 イオラにゃんにゃ。

 さては立ち聞きしてたにゃ。

 ご自分に火の粉が、

 降りかかりそうにゃ気配が、

 ちらほら、

 と漂ってきたもんで、

 あわてて光弾とにゃって、

 逃げ出した、

 ……というからには、

 よっぽど、

 お気に召さにゃかったらしい。

 やれやれ。困ったもんにゃ。

 理由はどうであれ、

 あれよあれよという間に、

 みんにゃがみんにゃ、

 いにゃくなってしまった。

 ……しょうがにゃい。

 にゃらウチが」


『主役』


「とにゃって」


『うん!』


「……あのにゃあ」


『しめた』


「とばかりに」


『一斉に笑顔で、

 飛び出してくる』


「んじゃにゃいっ!」


『ネコは、

 急にはとまらにゃいんよ!』


《どんにゃお芝居ににゃたかは……内緒の話にゃん》


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