第三百六十話『やまびこにゃん』
第三百六十話『やまびこにゃん』
《にゃっほぉっ!》
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『なにくそぉっ!』
「って、
じだんだ踏んで、
くやしがるくらい、
アタシだって、
負けないのわぁん!」
『やああぁぁっほおおぉぉっ!』
ぜいぜい。ぜいぜい。
「——一気に叫んだあとの、
息苦しさもなんのその——
ど、どぉ?」
ぜいぜい。ぜいぜい。
『イオラの森のお姫さま』
「たるおのれを、
闊歩してやまない」
ぜいぜい。ぜいぜい。
『アタシはミーナ』
「の底力。
闘った相手が、
どんなヤツであっても」
ぜいぜい。ぜいぜい。
『真っ白に燃えつきちゃう』
「その威力を、
とくと思い知ったか、
って声高々に、
叫びたいのわぁん!」
ぜいぜい。ぜいぜい。
《はて? にゃあんとも妙にゃ『やまびこ』にゃん》
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「ど、どうしたのにゃん?
——にゃあんとも、
妙ちきりんにゃ、
『やまびこ』
のする方角へ、
空飛ぶじゅうたんに化けて、
飛んできたら、
これまたにゃんと——
ミーにゃんが、
ぶっ倒れてるにゃんて」
ぜいぜい。ぜいぜい。
「いいの。
これでいいのわん」
ぜいぜい。ぜいぜい。
『燃えつきたのわん。
なにもかもぉ……』
がくっ!
「ミーにゃん……」
ぐあっ!
「なぁんて、
すんなり滅びてたまるか、
なのわぁん!」
「ミーにゃん!」
『なにがなんでも
アタシはミーナ!』
「こぉんな、みっともない」
『お笑いの滅び』
「なんか語り継がれて、
たまるかなのわぁん!」
『あら。
似合うわよ、ミーナ。
……くすっ』
「うわん!」
《ミストにゃんったら、最後の最後に飛び入り登場にゃん》




