第三百四十七話『みんにゃに支えられてこそにゃん』
第三百四十七話『みんにゃに支えられてこそにゃん』
《アホで結ばれたキズナは強いのにゃんよ》
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「そうですよ。
すぅっかりのかり、
に忘れていましたけど、
私も逃げなきゃ」
《さんざんぼやいてて、それにゃん?》
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「よくよく考えてみれば、
こうやってぼやいてる間も、
ミムカさんとの距離は、
遠のいていくばかり、
なのですよね。
となれば……はい。
心は決まりました。
私がやることはただ一つ。
ミムカさんのあとを追って」
『突進あるのみ、です!』
たったったっ、こけっ!
《やぁっぱ、にゃん》
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「痛っ!
……と小石さんたちに、
引きとめられて、
ずっこけようが、
あなたを慕う私の心に、
なんの変わりがあるものですか」
『待ってください、ミムカさぁん!』
たったったっ、こけっ!
《無理しにゃいでにゃん》
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「痛っ!
まだまだぁ。
障害が大きければ大きいほど、
心の炎は、
かっか、と燃えてぇっ!」
たったったっ、こけっ!
《ずっこけ得意のミリアにゃんがトンズラ5号にゃん》
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「みんながみんな、
退いたというのに……。
ぼぉっ、とした様子ながらも、
踏みとどまるその姿」
『見直した』
「というほかはない。
ミーナ殿。貴殿の」
『自己犠牲の愛』
「決して忘れはしない。
ではこれにて」
『精霊術「神隠し」』
《霊覚からすらも消えたミロネにゃんがトンズラ6号にゃん》
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しぃぃん。
「——物音一つ、
しなくなったのわん——
あれ?
あれれっ?
あれれのれっ?」
きょろきょろ。きょろきょろ。
「と、
あたりを見回しても、
誰もいない。
ってことは……、
アタシは今ひとりっぽっち。
ってことは……、
うわわのわぁん!
待って待ってぇ。
アタシを置いてっちゃあ、
ダメなのわぁん」
『みんながいてこその、
「勇気」
なのわぁん!』
ぱたぱたぱたぱたぱたっ!
《とどのつまり、ミーにゃんがトンズラ7号にゃん》




