第三百四十六話『トンズラ4号から5号(の途中)までにゃん』
第三百四十六話『トンズラ4号から5号(の途中)までにゃん』
《途中にゃのはミリアにゃんのせいにゃん》
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「おうっ。
自ら進んで」
『シンガリ』
「をお務めに、
なられますですとは。
さっすがは、
イオラの森のお姫さま。
森の妖精ミムカ。
感服の至りにございますです。
……と恐れ入ったからには、
そのご厚意にあまんじ」
『三十六計逃げるに如かず』
「の格言に習って、
逃げるが勝ち、を果たしたく」
『いざ、さらば』
「といたしますですよぉ!」
ぱたぱたぱたぱたぱたっ!
《勝ったつもりのミムカにゃんがトンズラ4号にゃん》
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『ああん、ミムカさぁん!』
「と呼べど叫べど、
帰ってくる様子は、
さらさら、なし。
……ぐすん。
と知らず知らずのうちに、
涙ぐんじゃうくらい、
ひどいじゃないですか。
自分ひとりだけ、
飛んで逃げるなんてぇ。
どうして、
声をかけて、
くださらないのです?
どうして、
連れていって、
くださらないのです?
明日をも知れぬ、
こんな時だからこそ、
お互い、手と手を取り合って、
助け合わなきゃ。
……などといった」
『ぼやき』
「を口にしてる今の自分が、
信じられません。
というか、
信じたくありません。
んもう、
情けなくって情けなくって。
だってそうでしょ?」
『仲むつまじいお友だち同士』
「の私たちなら、
秘奥義の合体技」
『翼ネコ』
「となって一緒に」
『トンズラ』
「するっていうのが」
『ごくごく自然な流れ』
「ってもんじゃありませんかぁ。
それなのに……はっ!」
《ミリアにゃんのぼやきが長いもんで、つづくのにゃん》




