第三百四十五話『トンズラ1号から3号までにゃん』
第三百四十五話『トンズラ1号から3号までにゃん』
《タイトルの意味にゃんて気にしにゃいでいいのにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「どっこから見ても聴いても」
『勇気りんりん』
「なるアタシのこと。
どんな困難が、
立ちはだかったって、
びくとも、
するもんじゃないのわん。
ましてや、仲間を置いて」
『んなら、
さよならなのわぁん!』
「なぁんて逃げるなんて、
言語道断。
なにがどうなったって」
《ミーにゃんの覚悟、しっかと心に届いたのにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「——ふぅぅむ。
あそこまで決心したというのにゃら、
もはや、
『とめる』こと自体、コクにゃのでは?
とにゃるとぉ……んにゃ。
お邪魔とにゃる前に立ち去るのが、
真の親友としての務めにゃん——
んにゃら、さよにゃらぁ」
たったったったったっ!
《ミーにゃんを思えばこそ、ウチがトンズラ1号にゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「あっ! ミアン君!
——と声をかけるも、
時すでに遅し、なんだよね。
あぁっという間に、
行っちゃった。
んもう。
行くなら行くって、
ボクも、
誘ってくれればいいのに。
ホント、冷たいんだから。
……って、ちょっと待って。
ひょっとすると、
これが、
『誘ってる』
なのかもしれない。
『ウチを、
捕まえられるもんにゃら、
捕まえてごらんにゃさぁい』
って。
……うん。
そうだね。そうに決まってる。
よぉし。
しょぼくれるのは、
もうやめやめ。
ミアン君のお望みどおり、
大急ぎで、
あとを追わなきゃあ——
待ってよぉ! ミアンくぅん!」
たったったったったっ!
《復活したミクリにゃんがトンズラ2号にゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「——なんてことかしら。
このわたしが、
こともあろうに、
『ネコふたり』
に先を越されるなんて。
……いえ。
まだ負けたわけじゃないわ。
今からでも必死になって、
追いかければ、って、
どうして、
必死にならなくては、
いけないのかしら。
なにをどう考えたって、
さぁっぱりのぱり、だわ。
……それでも、
追いかけなくては。
心が求めてるのだもの——
じゃあ、ミーナ。
あとはよろしくね」
ぱたぱたぱたぱたぱたっ!
《躍起のミストにゃんがトンズラ3号で、つづくのにゃん》




