第三百三十四話『千里ガンにゃん』
第三百三十四話『千里ガンにゃん』
《双眼鏡もいいかも。にゃあんせ遠くが見えるもんにゃあ》
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「んもう。
ミアンちゃんったらぁ。
そんなことくらいで、
驚いてちゃいけないわ」
「イオラにゃん」
「見て。
ワタシのは」
『遠くが見える』
「ばかりじゃなくってね」
『目元ぱっちり』
「したら、あら、大変」
ダガァン! ダガァン!
ダガァン! ダガァン!
「にゃにゃんと!
瑠璃色に輝く光弾が、
両方のお目目から、
連続発射にゃん!」
「まだまだぁ。
お次は目を細めてぇ」
ダダダダダダッ!
ダダダダダダッ!
「ふにゃっ!
今度は、
小っちゃい光弾ににゃっての、
機関銃攻撃にゃん!」
「光弾のサイズは自由自在で、
そのどれもがすべて連射可。
しかも、よ。
どういうわけか、
すきあらば、と、
この精霊の間へ侵入してくる」
『クレー』
「なる名前の、
素焼きのお皿に扮した、
奇っ怪霊獣どもを」
ぼっ! ぼっ! ぼっ!
「ふにゃにゃっ!
百発百中の確率で、
モノの見事に粉砕にゃん!」
「どぉ?
ミアンちゃん。
たいしたもんでしょ?
ワタシの」
『千里ガン』
「って」
しずしず。
「違います」
「あらまっ!」
「にゃん!」
しずしず。
「——と歩くのも、
ワタクシらしさ、
でしょうか——
思い違いです。
イオラお姉さま」
「あら。フィーネちゃん。
珍しいわね。
うち(=精霊の間)に、
来るなんて」
「念のために申しておきますが」
『別に来たくて、
きたわけじゃありません!』
《にゃらにゃんでにゃの? の謎を残して、つづくのにゃん》




