第三百三十一話『信用も夢物語にゃん』
第三百三十一話『信用も夢物語にゃん』
《追い駆けられてしまうのは現実にゃん》
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『ああっ!
私は一体!』
ごろごろ。ごろごろ。
「ど、どうしたのにゃ?
ミリアにゃん。
頭を抱えたまま、
寝転がったりして。
一体にゃにがどうにゃって、
んにゃにも、
苦悩してんのにゃん?」
「どうしたも、
こうしたもありません。
私が長年築きあげてきた、
大事な大事な」
『信用』
「なるお宝が、今まさに」
『崩壊の危機に、
立たされようとしている』
「のですよ」
「にゃあんにゃ。んにゃこと」
「そんなこと、って」
「大丈夫にゃよ。
んにゃもん、元々にゃいもん。
すべては例によって例のごとく、
あんたのド頭が創り出した」
『妄想』
「夢物語でしかにゃいのにゃん。
にゃもんで、
一晩、
ぐぅっすりのすり、
とおネムすれば、万事解決。
にゃあんの心配も、
いらにゃいのにゃん。
……ってにゃわけでにゃ。
一件落着。
めでたしめでたし、にゃんよ。
良かったにゃあ、
ミリアにゃん。
んじゃあにゃ」
のっしのっし。のっしのっし。
「ま、待ってください。
ミアンさん」
『おふざけ』
「も、けっこうですが、
この差し迫った状況について、
いろいろと相談したいことが」
たったったったったっ!
「——ふにゃにゃっ。
追い駆けてきたのにゃん。
歩くことさえ、
ままにゃらにゅはず、
のネコが、
勢いよく、
『疾走』
してくるのにゃん。
まさに思いこんにゃら命がけ。
こちらも、
うかうか、にゃんて、
してられにゃい。
ネコの意地にかけても、
『逃げるが勝ち』
にゃんよ——」
たったったっ……びゅうぅん!
《にゃあんとしても深入りにゃけは避けようにゃん》




