第三百十五話『グチにゃん』
第三百十五話『グチにゃん』
《とどのつまりが、そうにゃるん?》
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「今までのトラブルは、
きれいさっぱり、
と水に流して。
流せなくても、
無理矢理、流して。
それでもダメなら。
……んもう。
しょうがないわね。
ならば、必勝の奥の手」
『なにもなかった』
「を使い、
トラブル直前に戻して、
心機一転、
新たな気持ちで、
続けちゃうわぁっ!」
ぴっかああぁぁん!
《強烈な閃光とともに、『戻って』しまったのにゃん》
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「いぃい?
ミーナちゃん。
世の中にはね」
『やっていいこと』
「と」
『やってはいいこと』
「……じゃなくって!
——危ない危ない。
ワタシったら、
また同じアヤマちを、
繰り返そうとしていたわ。
ホント、
ギリギリのギリ、
で、なんとか、
というとこかしら。
まさに、
『油断は禁物』
ダメよ、イオラ。
ダメダメ。
ここはなにがなんでも、
『負の連鎖』
『負のスパイラル』
などなどなど、
表現なんて、
なんでもいいから、
とにもかくにも、
この堂々巡りを、
断ち切るしかないのっ。
……ってことで、
正しくは——」
『やってはいけないこと』
「が、あるのよ。
それって、
オトナに近づけば近づくほど、
どんどん多くなっていってね」
『これも、なの?』
『あれも、なの?』
『それも、なの?』
『どれも、なの?』
「って、
びっくりぎょうてん、
するくらい」
『自由』
「が手元から消えていくの。
こっちが、
どんなにやりたくったって、
どんなに熱望したって、
どこかの誰かさんみたいに」
『ダメです。お姉さま』
「の門前払い。
ああんもう。
残念でたまらないわぁ。
ミーナちゃん、ミアンちゃん。
この無念さ、くやしさ。
判ってくれなくてもいいから、
なんとかしてぇっ!」
「——どこをどう聴いても、
うす焼きせんべいを、
さらにうすくした、
『目つき』
になっちゃうような、
『グチ』
にしか聴こえないのわん——
ねぇ、ミアン。
これって」
『お説教』
「じゃなかったのわん?」
「ウチもにゃ。
んのつもりで聴いてたにゃんよ」
《初っぱにゃから破綻したもんで、つづくのにゃん》




