幽霊怒った
ブログに載せていたものを小説家になろうサイト用に
見やすいかな?
という感じで細分化して載せています。
仕事終わりの夜、駅前で待ち合わせをして
私はバイクで恒樹を拾って一緒に家に
向かうことにした。
「色町サーン」
後ろから声をかけられて振り返ると
誰が見ても憑かれていると
わかるような酷い顔の恒樹がいた。
「どないしてん?昨日の今日で
えらい参ってるやん」
そんなに大事と思っていなかったので
びっくりした。
「職場でも散々言われましたよ、ヤバイっすよ、悪夢見るし起きたら天井の隅のほうでおっさんがめっちゃ睨んでくるし鏡越しにずっと
嫌な気配するしでマジできついっす」
職場は鏡に囲まれているので1日で
相当堪えたのだろう。
確かに気の持ちようかも知れないが
昨日とうってかわって
恒樹から嫌な気配を感じる。
言葉に詰まって何も言えない。
「とりあえずお前んち行こか」
そう言ってヘルメットを差し出した。
返事か唸り声か判別しづらい
反応をしめしながらヘルメットを受け取った。
一気に不安になりながら100ccのエイプに
股がり二人で恒樹の家へ向かう。
特に二人とも会話をかわさずに家に着いた。
玄関を開けるとおかえりなさいと
恒樹の奥さんが出てきた。
「お邪魔します」
恒樹の後ろから笑顔で挨拶をした。
「色町さんお久しぶりですね」
そう言いながら恒樹に視線をうつすと
恒樹の顔を見て
「どーしたん?酷い顔してるよ」
と驚いた。
「朝はこんなに酷くなかったん」
驚いた顔の奥さんに聞いてみた。
「しんどそうな顔はしてましたけど」
そう言って眉間にシワをつくった。
「分かるかはわからんけど家の中
見てもいいかな?」
「どうぞひながもう寝てるんで静かに
お願いしますね、すみません。」
と言ってあげてくれた。
ひなは娘の名前である。
今度一年生か早いなー的な世間話でも
しようかと思った矢先に部屋に入って直ぐに
原因っぽいものを見つけた。
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